2023年の「山初め」に行ってきました!!
登山からしばらく離れていたので、ほどよい春の里山歩きがしたいと思い、いつものように山探しをしていると・・・
気になるお山がありました。
その名は「小町山」
小町山は茨城県土浦市にある標高361mの里山ですが、山頂からの展望は抜群です!!
春を感じながらの里山歩きを満喫してきましたよ!!
小町山の基本情報
小町山(こまちやま)は茨城県にある標高361mのお山です。
「小町の館」と呼ばれる施設が登山口付近にあり、この施設付近には「小町山登山口」と「朝日峠ハイキングコース」の2つの登山口があります。
小町山登山口と朝日峠ハイキングコースを合わせると周回コースを歩くことができます。
山頂までは小町山登山口を歩き、下山は朝日峠ハイキングコースを利用する人が多いと思います。
小町山の隣には宝篋山(ほうきょうざん)があります。
登山口へのアクセス方法、駐車場、トイレ
「小町の館」には約50台ほどの駐車が可能な駐車場があるのでマイカーでのアクセスが便利。
また、駐車場にはトイレもあります。
路線バスによる「小町の館」へのアクセスも可能みたいですが、乗り継ぎが必要になるみたいなのでやや不便と思います。
「小町の館」にあるトイレ。
小町山周辺で唯一のトイレなので入山前に寄っておきましょう。

「小町の館」に設けられた登山者用の駐車場。
登山者は敷地外の駐車場を利用してください。敷地内の駐車場は小町の館の利用者専用です。

ルート上の山小屋、トイレ
小町山登山口から山頂へ至るルート上に、山小屋や水場はありません。
よって、トイレは「小町の館」で済ませ、行動中に必要な水分を携行する必要があります。
小町山に行ってきました!!
山のぼりした日
2023年 4月 9日(日)
コースタイム
小町の館(08:06)・・・小町山登山口(08:13)・・・小町山(09:29)・・・朝日峠ハイキングコース入口(11:29)・・・小町の館(11:38)
GPSトラッキング
最高点の標高: 368 m
最低点の標高: 40 m
総所要時間: 03:31:52
山のぼり開始
小町山登山口から尾根コースへ
今回の登山の拠点となる「小町の館」。
広い敷地内には食事処などがあるので、下山後に立ち寄るのも良いかもしれません。

大きな水車が回っていました。
この動力でそば粉をひいているのでしょうか。

登山口までの指導標もしっかり建てられているので迷わずに辿り着けると思います。
今回は小町山登山口から入山します。

良い天気に恵まれました。
日差しはあるけど空気はややヒンヤリ。歩きやすそうな感じ。

小町の館から10分もかからずに小町山登山口に到着。
ここから山頂へ向けて登っていきますよ!!

登山口には山ノ神が祀られています。
今日の山行の無事を願って。

登山口から10分ほど進むと分岐点に出合います。
左に進路を取れば「天の川沢コース」、右に進路を取れば「尾根コース」です。
この2つのコースは八合目付近で合流します。
今回は初見なので「尾根コース」で。

新緑の尾根道
良く整備された道。
明るく歩きやすいです。この辺りの勾配は緩いですね。

里山あるあるで、小町山にも多くの踏み跡があります。
迷い道手前には「この先には行かないで!!」を意味する積み石がありました。

二合目に着きました。
尾根コースの別名は「長生きコース」みたいですね。
お題に対する18歳と81歳の行動を表現した言葉が面白いです。

緩い勾配の道が続きます。
歩いていて気持ちの良い道ですよ。

指導標も多く設置されています。
地元の愛好会がきれいに整備してくれているんですね。ありがたいです。

新緑の森にも太陽の光が届いています。
キラキラ光る葉がきれいですね。この時期は。

新緑の中をぐんぐん進んでいきますよ。

小さな沢を渡る箇所にも、しっかりと木橋が設置されています。
雨の後は木橋が滑りやすいので注意ですね。

青空に新緑が映えます。
若々しい葉が太陽に照らされて気持ち良さそう。

気が付けば八合目まで歩いてきました。
ここでも面白い文章に出会えますよ。

ここで天の川沢コースと合流します。
ここから山頂までは約30分ほどですかね。

展望の山頂へ
八合目から山頂に向けては巨岩を眺めながらの道となります。

足元には春のお花が咲いていました。
これはクサイチゴでしょうか。
大輪のきれいな五弁花で落葉性の小低木です。


この薄紫色のお花はタチツボスミレですかね。
このお花も春を代表するものです。この時期の登山道で多く見かけますね。

足元には春のお花、眼前には巨岩と、飽きない道が続きます。
これは「ものぐさ岩」です。

続いては「三段岩」です。
きれいな階段状になっていますね。

巨岩群を抜けると、山頂に向けて勾配がキツくなっていきます。
この辺りは木の階段が続きますよ。

足元に目をやると、たくさんのタチツボスミレが咲いていました。
春を感じることができる

「展望岩」に着きました。
その名の通りこの岩の上に立つと・・・

南側の展望が良い場所に立てます。
関東平野が広いですね。
また、新緑の時期なので周囲の山々も薄緑色の木々が目立ちます。

山頂直下には分岐点があります。
左は「男坂」で、右は「女坂」です。
男坂は直登で、女坂は九十九折です。
今回は男坂で!!

この辺りの木々も新緑が眩しいですね。

男坂の名の通り直登の急登が続きますが、距離は長くないのでゆっくり登って行きましょう。

男坂を登り切ると小町山の山頂に着きます。
標高は361mです。


北側には筑波山が大きく望めます。
今日は天気が良いので筑波山も賑わっていそうです。

山頂は広く、多くのベンチとテーブルが設置されています。
ゆっくり昼食休憩ができますね。
この日も多くの方が景色を眺めながら休憩していました。

小町の館へ下山
山頂でお昼ご飯を食べて景色をたっぷり眺めたので、そろそろ下山します。
帰りは「朝日峠ハイキングコース」を歩いて小町の館に下りていきます。

山頂から少し下ったところには「女坂展望所」があります。
ここからは霞ケ浦がきれいに望めますよ。
ベンチとテーブルもあるので、山頂が混んでいるときはここで休憩するのも良いですね。


「朝日峠ハイキングコース」もきちんと整備されているので歩きやすいですよ。

この時期の木々には若々しい葉が芽生えてくるので、山の中が元気に溢れている気がします。
秋の落葉の時期は少々寂しい気持ちになりますが、その正反対な感じですかね。

強い日差しが届いていましたが、樹林帯の中は歩いていて丁度良い感じでした。

やや急な箇所はロープが張られていました。
登りよりも下りで使用する感じですかね。あくまでも補助として使ってください。

「よろこぶ」に出合いました。
まさに「コブ」ですね。どうしてこのような姿になってしまったのでしょうか。

歩きやすい道をグイグイ下りていきますよ。
山頂からは一本道なので迷うことは無いと思います。

「おかめ岩」に出合いました。
岩の形が「おかめ」な感じに見えなくもないですね。

道中、指導標も多く設置されているので安心です。
ここは迷わず「小町の館」方面へ。

標高を下げてくると沢沿いを歩く道になります。
一部ガレた道になるので転倒に注意ですね。

「水場だ!!」と思ったら飲用不可でした。
「水飲み沢」なのに飲めないとは。。。

「朝日峠ハイキングコース」の道中にもたくさんのベンチが設置されています。
休憩場所には困らないコースですよ。

登山口まで下りてきました。
歩きやすくて良い道でした!!

登山口前の小屋には赤鬼と青鬼がいました。
何かの由来や言い伝えがあるんですかね。

「小町の館」までは車道を歩いていきます。
アスファルトの道は暑さを感じますね。山の中とは大違いです。

車道沿いにも指導標がたくさん。

今日歩いた小町山です。
”ザ・里山”といった感じの山ですが、きちんと管理されている山なので誰でも安心して歩けると思います。

小町山を歩いてみて
想像以上に良い山でした。
「隣の宝篋山には敵わないよな」と歩く前は思っていましたが、いざ歩いてみると小町山はお気に入りの山になりました。
麓の小町の館を拠点として周回できるのも良いですね。
また、登山コースが複数あるので何度も訪れたくなる山です。
標高が低い里山なので盛夏に歩くのは厳しいかと思いますが、春・秋・冬は、それぞれ違った姿に出会えそうな気がします。
今度は秋から冬に訪れたいと思います。