天狗岳 ~初秋を迎えた北八ヶ岳の最高峰~

登山ブログ
この記事は約12分で読めます。

週末の天気が恵まれなかった8月が過ぎ去り9月に入りました。
月が変わっても、相変わらず天気に恵まれない週末が続いています。

登山地図を眺めながら「エア登山」に勤しんでいると、週末は天気に恵まれそうな予報に。

このチャンスを逃してたまるか!!
天気が良い山域はどこだ!?

八ヶ岳!!

八ヶ岳の中で、まだ歩いていないお山は?

天狗岳!!

よし、決まりっ!!

ということで、初秋の八ヶ岳を歩いてきました。
秋の空気に包まれた北八ヶ岳の最高峰からの展望は見事でしたよ!!

天狗岳の基本情報

天狗岳は長野県茅野市にある標高2,646mのお山です。

天狗岳の山頂は東西に分かれていて西天狗岳と東天狗岳と呼ばれています。
東天狗岳の標高は2,640mで、西天狗岳の標高は2,646mです。
天狗岳の標高は西天狗岳の標高を指しています。

東天狗岳の山頂を八ヶ岳主縦走路が通っているため多くのルートが存在していますが、唐沢鉱泉登山口から展望台を経て西天狗岳へ至るルートが、多くの人に歩かれているポピュラーなコースではないでしょうか。

登山口へのアクセス方法、駐車場、トイレ

唐沢鉱泉登山口には無料駐車場があるのでマイカーでのアクセスが便利です。
また、駐車場には24時間利用可能なトイレもあります。チップ制です。

諏訪ICから蓼科方面へ向かって三井の森を抜けた先にある、唐沢鉱泉に向かう看板を左に折れると未舗装道となります。
道が荒れている箇所も多いので車高の低い車は運転に注意が必要です。
また雨天時は悪路になります。

唐沢鉱泉まで路線バスが運行されていないので公共交通機関でのアクセスはできません。
JR茅野駅からタクシーでのアクセスになります。

唐沢鉱泉登山口まで路線バスは運行されていません。
よって、公共交通機関を利用したアクセスはできません。

唐沢鉱泉前に設けられた無料駐車場。
この日は朝5:30の時点で満車となり、路駐の長い列が続いていました。

ルート上の山小屋、トイレ

天狗岳の周辺には複数の山小屋があります。

  • 唐沢鉱泉
  • 黒百合ヒュッテ
  • 根石岳山荘

各山小屋では食料や飲料水の補給、食事の提供、トイレがあります。

天狗岳周辺には複数の山小屋があるので食料や水の補給等ができます。

天狗岳に行ってきました!!

山のぼりした日

2022年 9月11日(日)

コースタイム

涸沢鉱泉(06:23)・・・第1展望台(08:04)・・・第2展望台(08:35)・・・西天狗岳(09:16)・・・東天狗岳(09:53)・・・根石岳(10:31)・・・根石岳山荘(10:47)・・・根石岳(11:45)・・・東天狗岳(12:20)・・・中山峠(13:34)・・・黒百合ヒュッテ(13:41)・・・涸沢鉱泉(16:16)

山のぼり開始

西尾根を目指して

駐車場から少し歩くと唐沢鉱泉があります。
コロナの影響で日帰り入浴は行っていませんでした。
宿泊営業は行っているので、ここに泊まって山行を楽しむのも良いですね。

唐沢鉱泉前にある登山口からスタートです。
まずは西尾根に向かって歩いていきます。

角名川に架かる橋を渡ります。
下山は指導標の左側の黒百合平方面から下りてきます。

苔むした道を歩いていきます。
歩き始めは緩やかな道が続くので、ウォーミングアップにはちょうど良いですね。
空気はヒンヤリしていますが、すぐに暑くなりそうです。

樹林帯の中をジグザグに登って行きます。
徐々に勾配がキツくなってくるのでゆっくり歩いていきましょう。

樹林帯の中にも陽の光が届いてきました。
今日は天気が良さそうです。

陽の光が届くと道が明るくなります。
その代わり、暑さを感じるようにもなります。十分な水分を持っていきましょう。

1時間ほどで枯尾の峰ルートとの分岐点となる西尾根に登り着きました。
ここで小休止してから次の目的地である第1展望台を目指します。

北ヤツ最高峰の西天狗岳

西尾根も樹林帯の道が続きます。
木の根や岩を覆う苔に足元をすくわれないよう慎重に。

樹林帯の道を40分ほど歩いて第一展望台に着きました。
ここからの景色は素晴らしいですよ!!

奥には北アルプスが望めます。
右のピークは蓼科山ですね。

左側は南アルプス、右奥は中央アルプスです。

八ヶ岳の主峰・赤岳も大きく望めました。
左側に横岳、右側の小さなピークは中岳、その右側のちょこっとだけ山頂が見えるのが阿弥陀岳ですね。

正面には西天狗岳の姿も捉えることができました。
右側のピークは根石岳、さらに右側の鞍部に根石岳小屋が望めますね。

第一展望台を後にして、次は第二展望台を目指して歩みを進めます。
しばらく展望とはお別れして、ふたたび樹林帯歩きになります。

紅葉はまだまだ先のようですね。
10月に入ってくると一気に紅葉が進みそうです。

第一展望台から30分ほどで第二展望台に着きました。
この場所からは、赤岳、中岳、阿弥陀岳がきれいに望めますよ。

西天狗岳も大きくなってきました。
右奥には硫黄岳も見えてきましたね。

第二展望台からいったん標高を下げながら樹林帯を少し歩いていきます。
西天狗岳への取付きから山頂まではゴロゴロ岩の急登です。

鞍部を過ぎて樹林帯を抜けると急登が始まります。
トレッキングポールはしまった方が良いですよ。両手を使って登っていくので。
振り返ると蓼科山がきれいに望めました。

ここまで歩いてきた西尾根が望めます。
木々の無いあたりが第二展望台です。

ペンキを目印に登って行きます。
ロープもありますが両手でしっかりと岩を掴んだ方が登りやすいと思います。

急登に息が切れますね。。。
まだまだゴロゴロ岩の道が続きますよ!!

ゴロゴロ岩の急登をやり過ごし、山頂直下まで登ってくると、勾配は幾分緩やかになります。
あと少しですかね。。

登山道から望む景色は抜群です!
左下には根石岳小屋、その奥に硫黄岳、右に目を向けると横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳と、南八ヶ岳の山々が一望できます。

おっ、あれが山頂かな!?
いままで何度も『ニセピーク』に心折られてきているので疑心暗鬼になりますね。。

さっき見えたピークが山頂でした!!
西天狗岳に到着です。標高は2,646m。
景色を楽しみながら小休止しましょう!!

お隣の東天狗岳へ

山頂の柱標の脇には三角点があります。
ここは二等三角点です。

西天狗岳から東側を望むと東天狗岳の姿が大きいです。
右奥には奥秩父の山々が望めました。

南側には硫黄岳が大きく望めます。
手前の左側のピークは根石岳、鞍部に根石岳小屋が見えます。

小休止したのでこれから東天狗岳に向かいます。
鞍部まで下って、登り返す感じですね。

ザレた道なので滑らないように歩いていきます。
浮石も多いので動かさないように。

天気に恵まれてとても気持ち良い山歩きです。
東天狗岳の山頂にもたくさんの人が見えますね。

鞍部まで下りてきました。
ここから東天狗岳の山頂へ登り返します。

振り返って西天狗岳を望みます。
西側の斜面からガスが湧いてきましたね。

東天狗岳への登り。
急登ですが距離は短いです。ゆっくり歩いていきましょう。

西天狗岳から20分ほどで東天狗岳に着きました。
標高は2,640mです。
ここで小休止したのち根石岳小屋に向かいます。

根石岳を越えて

東天狗岳をあとにして根石岳小屋へ向かいます。
きれいな稜線ですね。

東天狗岳からは硫黄岳の爆裂火口が良く見えます。
これから歩く道も見えますね。

東天狗岳の直下は急な岩場です。
1ヶ所だけ鉄の橋が架けられています。ありがたいですね。

稜線をしばらく歩いたところから振り返りると、東天狗岳の山頂直下の道が確認できます。
けっこう急な道なので慎重に。

鞍部に向けて標高を下げていきます。
右側が切れているように見えますが、道幅も広いので高度感はさほど感じません。

右手前のピークは根石岳。
この向こう側に根石岳小屋があります。
きれいな稜線ですね。

東天狗岳と根石岳との鞍部まで下りてきました。
ここは「白砂新道入口」という分岐点です。
ここから東側の斜面を下りていくと本沢温泉があります。あの有名な天空の野天風呂に入れますよ。

鞍部から望む天狗岳。
ここからのアングルがいいですね。

鞍部を後にして、根石岳へと登って行きます。
序盤は緩やかな勾配ですが、山頂直下はグイっと標高を上げる道になります。

根石岳山頂直下の急登です。
距離は短いですが、道幅は狭いのですれ違いには注意が必要です。

根石岳の山頂に着きました。標高は2,603mです。
ここからの展望も良いですよ。

山頂から夏沢峠方面へ下りていくと根石岳小屋があります。
今回は根石岳小屋でランチをいただきます。

根石岳の山頂から10分ほどで根石岳小屋に着きました。
昼食の提供や売店、チップ制トイレがあります。もちろん小屋オリジナルのお土産も。

再度、東天狗岳を目指して

根石岳小屋でランチを食べて元気モリモリ!!
この先は根石岳、東天狗岳と登り返して、黒百合平へ向けて歩いていきます。
まずは根石岳!!

15分ほどで山頂に到着しました。
日差しは強いですが暑さは感じません。すっかり秋の空気に覆われていますね。

硫黄岳を大きく望むのも今日は最後です。
次は桜平から周回して登りたい山ですね。

この先の道を確認することができます。
東天狗岳への登りが今日最後の試練でしょうか。

東側は雲が少なく遠望できますね。
奥秩父の山々も天気が良さそうです。

根石岳から白砂新道分岐まで下っていきます。
この稜線歩きは気持ち良いですよ。天狗岳を訪れた際は、ぜひ根石岳まで足を延ばしてみてください。

白砂新道分岐まで下りてきました。
いつかは本沢温泉に立ち寄ってみたいと思います。

今日のラスボス・東天狗岳!!
西側からガスが湧いてきているので、やや急ぎ気味で。

山頂まで2/3ほどの地点まで登ってきました。
まだ山頂にはたくさんの人が確認できます。

ふーっ、山頂直下の鉄の橋まできました。
ここまで登ってくれば、もう勝ったようなものです。

なんと!
この鉄の橋は『AEON(イオン)』の寄付で設置されたようです。
登山道整備にも積極的に参加されている企業なんですね。
今度、行動食を買いに行きます!!

今日のラスボス攻略!!
ふたたび東天狗岳に戻ってきました。
うーん、ガスがモクモクですね。。。雨降るかな・・・

黒百合で一休み

ガスがモクモク湧いてきたので、足早に黒百合平まで下ります。

東天狗岳の東側は絶壁ですね。
これ以上崩れたら、根石岳への道が難路になりそうです。

黒百合平まではガレ場の道が続きます。
岩をしっかり踏んで転倒しないように歩いていきましょう。

中央に黒百合ヒュッテが見えますね。
ガスは低いですが雨はまだ降らなそうです。

黒百合平へは『すりばち池』経由と『中山峠』経由のどちらでも行けることができます。
コースタイムもほぼ同じですかね。
今回は中山峠を経由します。

黒百合ヒュッテにスポットライトが当たっているような感じになりました。
日差しが戻ってきているので天気の崩れはなさそうです。

中山峠へは稜線を歩いていきます。
標高を下げていくと徐々に樹林帯歩きになります。

上部のガレ場をやり過ごすと木道に出合います。
ここまで下りてくると徐々に勾配は緩くなります。

天狗岳から中山峠へ至る道は1本道なので迷わず進めますが、指導標に出合うと安心しますね。

ガレた露地を過ぎると中山峠まで樹林帯の中の道になります。

苔むした道になるので油断していると滑りますよ。
このような道は雨天後は要注意ですね。

中山峠に着きました。
ここから黒百合平までは5分ぐらいです。

ツルツルの下山路

中山峠から黒百合平までの間、撮影機材の調子が悪く撮れていませんでした。。。
黒百合ヒュッテで小休止をして唐沢鉱泉へと下山します。
この道はとても滑りやすかったですね。
ポールを使ってバランスを取りながら、慎重に岩の上に足を置かないとツルっと滑ります。

木道も濡れていたり苔が生えたりしているので、見た目以上に滑ります。

緊張の続く下山です。
のんびり歩きたいんですけど、気を緩めると転倒するので、歩行時間以上に疲れました。

渋の湯との分岐点まで下りてきました。
ここから先は苔生した岩の道は少なくなり、歩きやすくなります。

北ヤツの道って綺麗ですよね。
樹林帯の道は単調で飽きるのであまり好きではないのですが、北ヤツの樹林帯は歩いていて気持ち良いです。

途中、何度か沢を渡るのですが、しっかりとした橋が架けられているので問題なしです。

午後の日差しが注いで、良い雰囲気の中を進んでいきます。

この橋を渡ると唐沢鉱泉まで5分ぐらいですかね。

橋を渡ると指導標があります。
迷わず唐沢鉱泉方面へ向かいます。

ここからは林道歩きです。
「岩がゴロゴロしていない道って、こんなに歩きやすいんだ」と実感する瞬間ですね。

唐沢鉱泉まで戻ってきました。
根石岳まで足を延ばして周回することができ、とても良い山行となりました。

天狗岳を歩いてみて

八ヶ岳の入門の山と評される天狗岳ですが、初心者の方はもちろん、ベテランの方でも十分満足できる山ですね。

唐沢鉱泉を起点として日帰りで周回コースが計画できるのは良いですね。
今回は反時計回りで根石岳まで足を延ばしましたが、自身の体力に応じて行程を柔軟に計画できるのも魅力的です。

登山口の標高が高いので、すぐに展望の効く稜線歩きが楽しめるのも、天狗岳の人気の一つかもしれません。
それゆえに駐車場争いは熾烈です。ここだけは注意点です。

次は1泊してさらに足を延ばしてみようかな。

タイトルとURLをコピーしました