今年もゴールデンウィークが始まりました!!
最長で10連休となる今年のゴールデンウィーク、各地のお山は賑わっていたのではないでしょうか。
連休は渋滞が多く発生するので、久しぶりの電車移動で山のぼりに行ってきました。
そのお山は、、、
雨引山です。
先日歩いた笠間アルプスの西側にあるお山。
新緑の下、たくさんのお花に囲まれながらの山行となりました!!
雨引山の基本情報
雨引山は茨城県にある標高409mのお山で、筑波連山の最も北に位置しています。
また、御嶽山や加波山へ縦走路が通じています。
岩瀬駅から御嶽山経由で山頂を目指すコースがメジャールートでしょうか。
登山口へのアクセス方法、駐車場、トイレ
登山口の最寄りはJR水戸線 岩瀬駅です。
岩瀬駅周辺には駐車場があるのでマイカーでのアクセスも可能です。
駅から登山口まで徒歩でアクセスできるので、公共交通機関の利用でも問題なくアクセスできます。
ルート上の山小屋、トイレ
岩瀬駅から雨引山の山頂へ至るルート上には山小屋や水場はありませんので、行動中に必要な水分や食料を携行する必要があります。
岩瀬駅から登る場合のトイレは岩瀬駅で済ませてください。
雨引山に行ってきました!!
山のぼりした日
2022年 4月30日(土)
コースタイム
岩瀬駅(09:35)・・・御嶽山登山口(09:54)・・・御嶽山(10:26)・・・雨引山(11:26)・・・雨引観音(13:07)・・・岩瀬駅(14:51)
GPSトラッキング
最高点の標高: 414 m
最低点の標高: 50 m
総所要時間: 05:16:00
山のぼり開始
電車に揺られて
今回の山行は往復電車移動です。
駐車場の心配が無いので心にゆとりが生まれますね。
まずはJR常磐線に乗って友部駅へ向かいます。

車窓からは先日登った笠間アルプスが望めました。

90分ほどで友部駅に到着しました。
ここでJR水戸線に乗り換えて岩瀬駅へと向かいます。


友部駅からは約30分。
登山口の最寄りとなる岩瀬駅に着きました。


御嶽山の登山口へ
今回歩くルートは、「関東ふれあいの道」の中の「7.御嶽山から坂東24番札所へのみち」と同じ道を歩きます。

まずは、御嶽山の登山口を目指して歩いていきます。
駅を出た先に指導標が建てられているので、これに従って歩いていきましょう。

途中、線路沿いの道を進んでいきます。
民家のすぐ脇の道なので静かに歩きましょう。

JR水戸線の踏切に出合うので、これを渡ります。
今日も良い天気に恵まれました。

踏切を渡って道なりに進んでいくと、大きな案内板に出合います。
この辺りは舗装路が続きます。

御嶽山の登山口に出合いました。
岩瀬駅からは1.3kmほど歩いた地点です。

登山口には御嶽山を紹介する碑が建てられています。
春はツツジ、秋は紅葉が楽しめるお山みたいですね。

ルート図も建てられていました。
今回は雨引山から雨引観音へと下っていきます。
いつかは加波山、足尾山、きのこ山まで縦走してみたいです。

登山口にトイレが設置されていました。3/30から使用できるようになったみたいです。
中を確認しましたが、とてもきれいなトイレです。
扉の中で男女用それぞれに分かれていました。

ヤマツツジを眺めながら御嶽山へ
まずは御嶽山へ向けて登って行きます。
山頂までは30分ほどです。近いですよ。

勾配の緩やかな樹林帯を進んでいきます。
登山道は整備されているので歩きやすいですよ。

水路から水が流れ落ちていました。
汲めそうでしたが飲用不適と思います。

徐々に勾配はキツくなりますが、ゆっくり登れば全く問題ナシです。

指導標は多く建てられていますね。
さすが「関東ふれあいの道」です。安心して歩けますよ。

ちょうどヤマツツジの見頃を迎えていたため、登山道が朱色に染まっていました。
たくさんの花が咲いていましたよ。




御嶽山の山頂にある神社に着きました。
ヤマツツジを眺めながら気持ち良く歩けました!!

神社の北側に東屋があり、そこからの景色が良いです。
ぜひ立ち寄ってみてください。

山頂へと続く階段・・・
御嶽山を後にして、次の目的地である雨引山へ向かって歩いていきます。
60分ほどの道のりでしょうか。
たくさんのヤマツツジが見れます。良いタイミングで訪れることができました!!

所々に展望の効く場所があります。
西側の展望です。左側には北関東道が見えますね。

新緑の季節ですね。
鮮やかな緑色の葉が生えてきています。

どこを見てもヤマツツジに出会えます。
この時期の御嶽山と雨引山はオススメですよ。

雨引山まで1.7kmほどとなりました。
1本道なので道迷いのリスクは少ないと思いますが、地図は必ず装備していきましょう。

歩きやすい道が続きます。
適度な風が吹いていたので暑さを感じることなく歩けました。

御嶽山から40mほど標高を下げて、ここから200mほど登って行きます。
がんばって行きましょう!!



階段をいくつかやり過ごすと指導標に出合います。
鮮やかに咲くヤマツツジに癒されますね・・・

やや急な道が続きますが、息を乱さないようゆっくり歩いていきます。

急登をやり過ごしたご褒美のヤマツツジ。

突然の構造物。これはNTTの施設みたいです。

NTTの施設前から雨引山へと続く道があります。
指導標に従って進みましょう。

程なくすると、長ーい階段に出合います。
いやー、いろいろな山で階段を目の当たりにしてきましたが、ここの階段もなかなかですね。。
最後の踏ん張りどころです。


長ーい階段をやり過ごすと雨引山の山頂です!!標高は409m。
ここでお昼ご飯にしました。

えっ!?まさかの出会いにビックリ!!
雨引山の山頂にはテーブルとベンチが設けられているので、昼食などの休憩地に適しています。

今回歩いている関東ふれあいの道「御嶽山から坂東24番札所へのみち」も、この雨引山山頂で中間点となり、この後は雨引観音へ向けて下りていく道になります。

小さな山頂の標がありました。
山頂付近もヤマツツジが咲き乱れていますよ。

山頂からは筑波山が大きく望めます。
筑波山は2つの頂を抱く双耳峰で、右のピークが男体山、左のピークが女体山です。
最高峰は女体山になります。

眼下に広がる関東平野。
天候に恵まれた日には、遠くスカイツリーや新宿ビル群も望めます。

山頂からはちょこっとだけ加波山を望むことができます。
いつかは加波山まで縦走してみたいですね。

雨引山で昼食をとり、雨引観音へと向かいます。
緩やかに標高を下げていきます。

程なくして雨引観音へとの分岐点に出合います。
指導標どおりに歩いていきましょう。

道は緩やかですが、足元は土の上に落ち葉が堆積した感じなので、雨の後は歩き辛いかもしれません。


雨引観音へと向かい道にも指導標がしっかりと建てられています。
安心して歩けますね。


茂みの奥からガサガサと音がしたので、その方向に振り向いてみると、
なんとクジャクと出合いました!!
まさかのクジャク・・・、ビックリしました。。。

もう一羽現れました。
人には全く動じず、何かをついばんでいました。
このクジャクさん達は、雨引観音のクジャクのようです。


雨引観音から長い車道
雨引観音まで下ってきました。
立派な本堂です。左右の木はサクラですね。
真言宗豊山派に属し、坂東三十三か所巡礼の二十四番札所になっています。

本堂の隣には多宝塔が建てられています。
下層屋根上に白漆喰の亀腹(かめばら)を入れ、上層の平面を円、下層を正方形にした、いわゆる多宝塔形式の建築物です。

長く続く磴道(とうどう)です。全部で145段です。
「厄除けの石段」と呼ばれていて、一段一段登るごとに「南無観世音菩薩」と称号を唱えて登れば145段を登りつめた時、厄が落ちるといわれています。
石段の両側にはアジサイが植えられいます。

磴道(とうどう)から振り返ると仁王門が望めます。
仁王尊は二躯あり、一体は阿の字、もう一体は吽の字を現しています。

磴道(とうどう)を下りてきました。奥には仁王門が見えます。
サクラの木が多く植えられていたので、開花の時期に訪れるのも良いかもしれません。

さて、岩瀬駅に戻りましょう。まずは雨引駅に向かって歩いていきます。
雨引駅は、筑波鉄道筑波線の駅でしたが筑波線廃止に伴い1987年に廃止されています。いまはサイクリングロード上の休憩所となっています。

岩瀬駅までは車道が続きます。
道のりも長いのでちょっと飽きますね。。

途中、加波山が大きく望める場所がありました。
次は加波山ですね!!

車道を歩いている途中に望めた雨引観音と雨引山です。
ヤマツツジを眺めながら良い低山歩きができました。

岩瀬駅に戻ってきました。
駅の南側にはサイクリングロードが整備されています。この日もたくさんのサイクリストが走っていました。

ふーっ、やっと岩瀬駅に到着です。
次の電車は・・・、1時間後。。。
あー、時刻表を確認しながら歩けばよかった。。。

雨引山を歩いてみて
ちょうどヤマツツジが見頃の時期と重なり、朱色に染まる登山道でした。
岩瀬駅から雨引山の山頂まで、ゆっくり歩いて120分ほどなので、日帰り登山にはちょうど良いかもしれません。筑波山を眺めながらの昼食もできますし。
自身の力量次第では加波山への縦走も良いですね。
雨引観音にはサクラやアジサイがたくさん植えられているので、その時期に訪れるのも良いかもしれません。
次は紅葉の時期に加波山まで縦走してみようかな。