四阿屋山 ~早春のお花を愛でる~

登山ブログ
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2022年の『山初め』に行ってきました。

今年はどのお山から初めようか。
いまは3月の中頃。お花を眺めながらの低山歩きが良いかな。
また、山初めでカラダができていないため標高差は500m以内にしよう。

まだ歩いたことのない、お花を愛でられる、標高差500m以内のお山は・・・

ありました!!
埼玉県に!!

そのお山の名前は『四阿屋山』

3月は福寿草が見頃を迎えるお山です。

天気にも恵まれ、2022年の「週末やまのぼり」も充実したスタートが切れました!!

四阿屋山の基本情報

四阿屋山(あずまやさん)は埼玉県小鹿野町にある標高771mのお山。
鳥居山コースから四阿屋山の山頂を目指すコースが、多くの人に歩かれているポピュラーなコース。鳥居山コース以外にも多くのコースがあるため周回ルートを描きやすい。

両神神社奥社から先はクサリのある岩稜帯。
勾配もキツイため歩行には注意が必要。落石注意。

アクセス方法、駐車場、トイレ

鳥居山ルート、薬師堂ルート、薬師ルートの各登山口に近いのが「道の駅 両神温泉薬師の湯」です。ここには駐車場はもちろん、24時間利用可能なトイレ、自動販売機があります。
また、営業時間内であれば温泉に入れます。

道の駅にはバス停留所があるので公共交通機関を利用してのアクセスも可能です。

道の駅両神温泉薬師の湯までバスが運行されているため公共交通機関を利用したアクセスも可能だが、運行本数に注意が必要。

ルートの山小屋情報

鳥居山コース、薬師堂コース、薬師コースの各コース上には山小屋や水場はありませんので、行動中の食料や飲料水は十分な量を装備する必要があります。
トイレは福寿草園付近にあります。

四阿屋山に行ってきました!!

山のぼりした日

2022年03月13日(日)

コースタイム

道の駅 両神温泉薬師の湯(08:58)・・・日中友好の森(09:16)・・・鉄塔(10:16)・・・両神神社奥社(10:47)・・・つつじ新道あずまや山分岐(11:09)・・・四阿屋山(11:13)・・・つつじ新道あずまや山分岐(11:25)・・・展望東屋(11:49)・・・道の駅 両神温泉薬師の湯(13:29)

GPSトラッキング

合計距離: 5.75 km
最高点の標高: 758 m
最低点の標高: 306 m
総所要時間: 04:30:54

山のぼり開始

日中友好の森へ

スタートは「道の駅 両神温泉薬師の湯」です。
この道の駅には温泉施設があるので、下山後に汗を流すことができます。
いやー、サイコーですね!!

道の駅から2~3分ほど歩くと「あずまや山」と示された標識があります。

登山口近くに建てられている案内図。
今回は鳥居山コースで山頂を目指して、福寿草園に寄って、展望休憩舎でお昼ご飯を食べて、薬師コースで下山します。

鳥居山コースの入口に出合いました。
ここから山頂までは120分ほどの道のりです。

「日中友好の森」ということもあり、中国を意識した門が建っています。
なんか中華街っぽいですね。

「日中友好の森」の中は公園のようにきれいに整備されています。
梅がきれいに咲いていました。

またしても中国感満載の建物がありました。
この建物は何だろう・・・

「観景亭」と名付けられた展望台のようなところでした。
ここからは街並みが一望できます。

鉄塔からの見晴らし

「日中友好の森」を後にして歩みを進めます。
ここから先は登山道になるのでそれなりの装備が必要です。
四阿屋山の山頂に向けてクライムオン!!

登山道はとてもきれいに整備されているので歩きやすいです。
明るい樹林帯の中を登っていきます。

分かりやすい指導標も多く建てられています。
ありがたいですね。

登り始めは緩やかな道が続きます。
ウォーミングアップには適していると思いますよ。ゆっくり登っていきましょう。

こんな感じの登山道が続きます。
樹林帯の中ですが陽の光が届くので明るい道ですね。

またまた指導標の登場です。
「薬師堂」は鳥居山コースの入口を指しています。
「あずまや山」は説明不要ですね。今回の目的地です。

小ピークをいくつか越えながら進んでいきます。
大きな登り返しは無いので精神的にもラクチンですよ。程よいアップダウンといったところでしょうか。

まっすぐ「あずまや山」へ向かって歩いていきます。
この指導標を越えると鉄塔広場に出合います。

鉄塔のある開けた地点に着きました。ここまで登山口から70分ほどでしょうか。
広い場所なので休憩地には適しています。
行動食を食べながら小休止しましょう。

北側斜面が開けています。
左のお山は両神山ですね。正面の鉄塔の奥は二子山ですかね。

鉄塔に出合うとついついやってしまう真下からの覗き。
自然の中の幾何学模様が何とも言えません。

山頂を目指して

鉄塔を過ぎると木の階段に出合います。
そこまでハードルにはなっていないので歩きやすいですよ。

尾根をずんずん進んでいきます。
ここまでは程よい勾配の道で歩きやすいです。ここまでは・・・ね。。。

山居からの道と出合います。
今は柏沢方面から登ってきました。山頂を踏んだ後は山居方面へ下っていきます。
どっちの道を進んでも薬師堂へ下りられます。

ここには両神神社奥社が建てられています。
今回の安全登山を祈念していきましょう。

両神神社奥社から先はガラリと雰囲気が変わります。
注意書きのとおり、クサリのある岩場の道になります。落石に注意しながらゆっくり登って行きましょう!!

山頂へ向けての直登ルートは立入禁止です。
素直に指導標通りに進んでいきます。

注意書きがたくさん示されています。
岩場、急勾配、クサリ、といった道になりますので、十分注意しながら進んでいきます。

岩場に取付きます。
勾配は急になりますが、足場はしっかりしているのでゆっくり登れば大丈夫です。

谷側は切れていますが、木々が生えているため高度感は無いです。
この辺りは道幅の広いので問題なしですね。

さらに勾配がキツくなります。
足元は浮石があるので動かさないように歩いていく必要があります。

ザレた急登です。
滑らないように、慎重に。クサリを掴んでも良いですね。

大堤との分岐点に出合いました。
ここから山頂まではもうひと踏ん張りです。

大堤への道は「つづじ新道」と呼ばれています。
この道は破線ルートの難路なので下山には向かないですね。このコースを使うなら登りの方が良いです。

山頂直下はクサリが垂れている岩場です。
ここをグイっと登り切ると・・・

山頂に着きました!!標高は771mです。
とても狭い山頂ですね。。
山頂の標と三角点、案内盤が設置されています。

山頂からは両神山が大きく見えます。
それ以外の方向は視界が悪いですね。。

こんな感じの山頂なので、景色を眺めながらのお昼ごはんは難しいと思います。
少し下って福寿草園で昼食を食べるのが良いと思います。

福寿草を愛でる

両神神社奥社まで下りてきました。
距離は短かったですが岩場の急登はスリリングでした。

ここから山居方面へ下っていきます。
途中の福寿草園で昼食です。

樹林帯の中をどんどん下りていきますよ。
どのコースも明るくて歩きやすいです。

奥に進むと展望休憩舎があるので、そこで昼食を食べます。
が、せっかくなので福寿草を見ておきましょう。

春を告げるお花の福寿草です。
黄色いお花なのでとても目立ちます。
最終盤といった感じで咲いていたのは数株だけでした。3月初めが見頃でしょうか。

この展望休憩舎で昼食を食べます。
名の通り、展望の良い場所ですよ。テーブルやイスがあるのでゆっくりできます。

道の駅へ下山

昼食を食べ終えたので、薬師堂方面へ歩いていきます。
分岐点には指導標がしっかり建てられているので迷わず歩けると思います。

傾斜は緩やかです。
歩きやすいので自然とペースが上がります。

途中、展望の効く場所があります。
奥の山は何だろう・・・

こちらは武甲山ですね。
山肌がどんどん削られている山です。

気持ち良く歩ける尾根道。
幅は細いですけど問題なく歩けますよ。

一旦車道に出合いますが、指導標どおり薬師堂方面へ進んでいきます。

車道の反対側に登山道が繋がっています。
ここから薬師堂を目指して歩みを進めます。

四阿屋山の各コースには指導標が多く建てられていますね。
指導標が多いとは言え、入山にあたっては地図を装備しましょう。

しばらく歩いていると「薬師の湯」という指導標に出合います。
薬師の湯は道の駅を指しているので、ここからは薬師の湯方面へ進みます。

ながーい階段が続いたり、

気持ちの良い尾根を歩いたり、

薬師の湯を目指して、どんどん下っていきます。

さらに、どんどん下っていくと、

登山口まで下りてきました。
きれいなトレイルで歩いていて楽しいコースでした!!

登山口から道の駅までは5分ほど。
車道を歩いていきます。

道の駅に着きました!!
駐車場はほぼ満車。山を歩いている人が多い日でした。

四阿屋山を歩いてみて

2022年の山初めに選んだ四阿屋山ですが、想像よりも良い山でした。

標高は800mに満たない低山ですが、山頂直下の岩場は良いトレーニングになると思います。また、コースも多いのでいろいろな組み合わせで歩けるのも魅力です。

2月は蝋梅、3月は福寿草と、季節の草花を楽しめるのも良いですね。

ただし3月は花粉が多いです。アレルギーのある方はご注意を。

次は秋に歩こうかな。