三毳山 ~早春のお花を求めて~

登山ブログ
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2019年も3月を迎え、「山初め」の時期となりました。

今年はどこの山からスタートしようか。
どうせなら、春の訪れを感じる事ができるようなお山がいいな。

春の訪れを感じられる山・・・
お花が咲いている山・・・
早春のお花とは・・・

こんな感じでいろいろとお山を探していると、、、

あるではないですか!

ちょうどよいお山が!!

その山の名は三毳山(みかもやま)です。
早春のお花「カタクリ」を楽しめるお山らしいです。

ということで、春の訪れを感じに三毳山へ行ってきました!!

斜面一面を埋め尽くす「カタクリ」の群生は一見の価値アリです!!

三毳山ってどんなお山?

お山の基本情報

三毳山(みかもやま)は、栃木県佐野市にある南北3kmほどに渡って連なる細長い山で、その中にはいくつかのピークがあり、最高峰は青竜ヶ岳で標高は299mです。

三毳山のほぼ全体が「みかも山公園」として整備されていて、たくさんのハイキングルートが整備されています。その中でも公園の各入口から三毳山の山頂を目指すコースが最も歩かれているコースでしょうか。

「みかも山公園」は、東口、西口、南口という入口があります。この入口のどこからでも三毳山山頂へ向かう事ができます。

三毳山を満喫するなら、南口から入山し三毳山の山頂を経て北側へと抜ける縦走コースが良いと思います。

登山口へのアクセスは? 駐車場は? トイレは?

「みかも山公園」の各入口には広い駐車場があるのでマイカーが便利です。
また、各駐車場にはトイレもあります。

南口近くにある「道の駅 みかも」にはバス停もあるので、公共交通機関でもアクセス可能です。

登山ルート上に小屋やトイレはある?

三毳山の山頂へ至るどのルート上にもトイレがあるので安心して歩けますが、小屋は無いので、行動食やお水などはしっかり準備していきましょう。

三毳山に行ってきました!!

山のぼりした日

2019年 3月23日(日)

コースタイム

みかも山公園南口広場(13:30)・・・山頂中継広場(13:50)・・・中岳(14:00)・・・山頂広場(14:10)・・・三毳山(14:40)・・・万葉自然公園かたくりの里(15:10)・・・みかも山公園東口広場(15:40)・・・みかも山公園南口広場(16:10)

GPSトラッキング

合計距離: 9.01 km
最高点の標高: 213 m
最低点の標高: 9 m
総所要時間: 03:37:50

※一部GPSデータが途切れています。

山のぼり開始

みやも山公園南口広場から中岳へ

今回の山行は、南口広場から歩き始めて三毳山の山頂へ向かい、北側にある「万葉自然公園かたくりの里」へ抜けて、再び南口広場に戻ってくるルートを選びました。

三毳山全体が公園として整備されているため、いたる所に案内図が設置されています。この図の左側から入って右側に抜ける感じで歩いていきますよ!

今回のルートの大半はみかも山公園内を歩くことになるのできれいに整備された安心の道が続きます。

ときどき車道に出合い、そこを歩くこともあります。
この車道は勾配15%なのでとっても歩きごたえのある道ですよ。

車道は九十九折れなので、所々にショートカット道が設置されています。
木の階段を登るか、車道の勾配と戦うか。。。
お好きな方をどうぞ!!

山頂中継広場に到着です!!
自動販売機もあり、東屋もあり。休憩地として適した場所ですよ。

公園としてしっかり整備されている道ということもあり、とても多くの指導標が建てられています。これなら道迷いの心配はゼロですね。

中岳へと向かう道中、急に開けた場所に出合ます。
ここは、ハング・パラグライダーで飛び立つ場所です。
すっきりと晴れていると遠望が効きそうですが、この日は残念ながら・・・

指導標発見!!っと思いきや、ペンで「中岳」と書いてあります。
そうです。ここが中岳の山頂なのです。
これ以外に中岳を示すモノはありませんでした。

山頂には三角点もしっかりありました。

三毳山の頂へ

中岳を後にして三毳山へと向かいます。
山頂広場まで緩く下ります。

途中で西側の展望が効く場所があります。
目の前には東北自動車道の佐野SAが望めますよ。

指導標には三毳山とは書かれていません。
「青竜ヶ岳」と記されているので、その方向に歩いていきます。

東屋が見えてきました。
ここから登り返して、20分ほどで三毳山の山頂に立つことができます。

三毳山の山頂に到着です!!
以前は「三毳山」と示されていたのでしょうか。その名残りがありますね。
山頂はあまり広くなく、20人も居るとギュウギュウになりそうな広さです。

こちらは「青竜ヶ岳」と記された山頂の標です。

山頂からは西側の展望が良い感じですよ!!
晴れていると赤城や榛名の山々も望めそうです。

かたくりの里へ向かって

三毳山の山頂から「かたくりの里」へ向かう道は下り基調です。
緩やかな勾配なので歩きやすいですよ。

指導標の趣が変わってきました。
三毳山までは「みかも山公園」として整備されていますが、ここより先は別管理ということでしょうか。

いままで歩いてきた道と遜色なく、きれいに整備された道で歩きやすいですよ。

動物の防護柵が見えてきました。
この柵の向こう側が「かたくりの里」です!!

斜面一面のかたくりを愛でる

「かたくりの里」に到着しました。
斜面を埋め尽くすかたくりに圧倒されます!!

カタクリと一緒にアズマイチゲも咲いていました。

斜面を埋め尽くすカタクリ。
写真では伝わり辛いですが、一面が紫色に染まっている感じです!!

3月いっぱいまでは、カタクリの見頃が続きそうです。

「カタクリ群生地」を示す指導標。
想像以上でした。ものすごい株のカタクリが群生していて圧倒されます。
ここは一見の価値ありです!!

南口広場へ戻ります

カタクリを愛でまくったので南口広場へと戻ります。
案内図の上側が南口で、今いる場所は下側です。
東側(左側)を通って南口に向かっていきます。

かたくりの里側の入山口です。

南口に戻る道中は、右手に三毳山を望みながら歩くことになります。

まっすぐな畦道。
車も滅多に通らないのでのんびり歩けます。

みかも山公園に戻ってきました。
東口広場から入って南口に向かうと近道です。
その道中にシュゼンジカンヒザクラが満開に咲いていました。
ピンク色が濃い花びらですね。

三毳山を歩いてみて

標高は300mほどの低山ですが、適度なアップダウンもあり、思っていた以上に歩きごたえのあるお山です。

公園として整備されているので、指導標やトイレなどの設備が行き届いているので安心して歩けますね。

おすすめの季節は、やはりカタクリが咲く早春でしょうか。
3月中旬から下旬にかけて見頃を迎えるので、その時期を狙ってみては。

歩けるコースも多いので、いろいろなアレンジで歩けそうです。