紅葉前線は徐々に南下し、この時期になると関東の平地でも紅葉が進んできます。
また、これからの季節は「低山ハイク」も魅力的ですね。
盛夏の時期は暑くて暑くて歩くのがシンドイですが、秋から冬にかけては暑さの心配は無く、雪の心配も少ないので、絶好の低山ハイクシーズンとなります。
天気に恵まれそうな週末、紅葉を楽しみながらの低山ハイクに行ってきました。
場所は埼玉県の長瀞町。歩いたお山は「宝登山」。
低山ハイクの名コース「長瀞アルプス」を歩いて、そのあとは、長瀞渓谷の岩畳からの紅葉を楽しんできましたよ!!
日程
2018年11月11日(日)
GPSトラッキング
最高点の標高: 514 m
最低点の標高: 103 m
総所要時間: 05:10:32
行程(日帰り)
宝登山神社(06:30)・・・宝登山(07:40)・・・345m地点(08:25)・・・野上峠(09:00)・・・氷池分岐(09:20)・・・天狗山分岐(09:40)・・・萬福寺(10:10)・・・野上駅(10:35)
山のぼり開始
今回の山行のスタートは「宝登山ロープウェー」の駐車場です。
ここから宝登山に登ってから「長瀞アルプス」を歩いていきます。
早い時間では駐車場は空いています。
再び駐車場に戻ってくる頃には、きっと満車になっていると思います。
紅葉時期の宝登山・長瀞は大変な混雑ですからね。。。
駐車場にはきれいなトイレがあります。24時間使用できます。
登山口にトイレがあると安心ですね。
駐車場の脇から宝登山への登山道が始まります。
山頂まで2.7km、およそ60分ほどの道のりです。
この時期の宝登山は紅葉とサクラが楽しめます。冬に咲く冬桜です。
最盛期は12月上旬ということで、この日は数輪のサクラが楽しめました。
「関東ふれあいの道」にも指定されている道なので、指導標もしっかりと建てられています。
また、道も広くきれいに整備されていますよ。
道中、いくつかの紅葉スポットがあり、きれいに色づいていましたよ。
標高が上がってくると、展望の効く場所が多くなってきます。
東側が開けた場所からは、登谷山、皇鈴山、愛宕山あたりが望めました。
分岐点にはきちんと指導標が建てられているので、道迷いのリスクは少ないと思いますが、しっかりとした登山計画を立てて、地図は持参しましょう。
南東の方角には、左から笠山、大霧山、丸山と続き、手前には蓑山が望めました。
紅葉の額縁も良い感じです。
キレイな青空。
太陽も燦々と輝き、日なたではポカポカ陽気でした。
ゆっくり歩いて、70分ほどで宝登山の山頂付近に到着しました。
突然建物が現れるので少々ビックリです。
山頂付近には動物園もあるみたですね。
今回は動物園には寄りませんでした。今度来たときは寄ってみようかな。
山頂付近では3分咲きぐらいの冬桜。
秩父の山並みと紅葉と冬桜。この時期にしか見れない景色です。
宝登山ロープウェイの山頂駅です。
ロープウェイを利用すれば麓から数分でここまで来れるので、山頂からの展望を簡単に堪能できますよ。
「奥秩父連山」が記された山名案内板。これはお手製ですね。
右奥のシルエットは両神山、そこから甲武信ヶ岳と続く稜線。
手前のお山は破風山を含んだ「皆野アルプス」ですね。
左側のトンガリは武甲山でしょうか。
宝登山は低山とは思えないほどの好展望地ですね。
山頂へ向かい歩いていると、奥宮との分岐点に出合います。
長瀞アルプスを歩く計画の際は「奥宮→山頂」の順で立ち寄ると、ロスがありませんよ。
宝登山の山頂に到着しました!!
標高は500mに届かないお山なので、麓からもお手軽に歩けますよ。
山頂の全体です。
ここからの展望はありませんが、ここから少々離れると好展望地がありますよ!!
その展望地からの景色です。このあたりの冬桜は5分咲きぐらいでしょうか。
左手前に破風山、右手前は雨乞山ですね。その奥のトンガリは城峯山。
そこから左に移り、奥のシルエットは両神山ですね。
この場所は奥秩父の山々が丸見えの好展望地ですね。
ここにはベンチもあるので景色を見ながら休憩しましょう。
せっかくなので奥宮にも足を延ばしました。
宝登山の山頂へ先に向ってしまったので、少しロープウェイ山頂駅に戻る感じになります。
奥宮で参拝をして、再び山頂に戻って「冬桜のお花見」を楽しみました。
サクラに囲まれた奥のお山は両神山です。
さて、だいぶ時間が経ってしまったので、そろそろ出発しますか。
いよいよ「長瀞アルプス」です。
ここ宝登山の山頂から秩父鉄道の野上駅へ向かって歩いていきます。
たくさんの人が歩く道ということもあり、きれいに整備されていますね。
宝登山の山頂から林道に出合うまでは、急な道もあるので注意が必要です。
指導標もしっかり建てられていますよ。
さすが「関東ふれあいの道」に指定されているだけあります。
野上駅方面へ向かうには「根古屋」に向かって歩いていきます。
しばらく歩いていると林道に出合います。
ここには「毒キノコ注意」の案内版が建てられています。
ここで関東ふれあいの道を離れ、指導標に従って長瀞アルプスを歩いていきます。
ここからしばらくは舗装された林道を歩きます。
凛とした空気感で、歩いていてとても気持ちが良いです。
この指導標が現れると、林道を離れて再び山道を歩いていくことになります。
分岐点などの要衝には指導標がしっかり建てられているので安心して歩けますよ。
この辺りの道もきれいですね。また、野上駅から宝登山へ向かう人とすれ違う回数も増えてきて、「人気のある道なんだな。」と、実感できました。
ルート上に何箇所か「スズメバチ注意」の標識が建てられていました。
このような注意喚起は助かりますね。何も知らずに巣に近づいてハチに襲われたら大変です。
「白線で囲まれたエリアには入らないで!!」との指導が記されていたので、写真の左側を巻いていきました。
少々朽ちた指導標ですが、かろうじて「野上駅」が確認できるので問題ナシです。
陽が高くなってきました。
長瀞アルプスは樹林で覆われた登山道ですが、そこにも日差しが届き明るい道になってきました。
氷池を経て野上へと下りる道との分岐点です。
長瀞アルプスには何箇所かのルートがあるので、いろいろなルートで歩くことができます。
今回は中野上登山口に向かって歩いていきます。
御嶽山、天狗山を経て野上に下る道との分岐点に出合いました。
ここも迷わず野上駅方向へ歩いていきます。
中野上登山口に着きました!!
宝登山からだと下り基調の道となるので歩きやすいですよ。
登山口の近くにある萬福寺。本殿は閉じられてる感じだったので参拝はしませんでした。
萬福寺の隣に建てられている「長瀞アルプス観光トイレ」
きれいなトイレで、野上から宝登山へ向かって歩く際にも寄れるので安心ですね。
ここまで歩いてきた山々です。
写真の左側が宝登山で、右側に中野上登山口があります。
とても気持ち良く歩けました。長瀞アルプスは良いルートですね。
登山口から15分ほどで秩父鉄道の野上駅に到着です。
ここから電車に乗って上長瀞駅へ向かいます。
秩父鉄道は全駅でSuicaやPasmoなどのICカード乗車券は使用できないので注意が必要です。
10分ほど電車に揺られ、上長瀞駅に着きました。
ここから長瀞渓谷の紅葉を楽しみますよ!!
観光地なので指導標や案内板はいたる所に建てられています。
また紅葉時期は人も多いので、まず迷うことはないです。
渓谷沿いまで来ました。
紅葉も良い感じですね!!
この時期はライン下りを楽しみながら紅葉も同時に楽しめます。
ライン下りの船着き場です。
何艘もの船が引っ切り無しにここに到着していました。
紅葉時期の長瀞ライン下りは、平日休日問わずネット予約はいっぱいでしたよ。。。
すごい人気ですね。
岩畳の紅葉です。
ここは長瀞ライン下りの船着き場もあり、長瀞駅からも近く、宝登山神社の参道もあるので、多くの人で賑わっていました。
長瀞って、たくさんの人が訪れる場所なんですね。少々甘く見ていました。。。
お手軽に登れて好展望な宝登山と、長瀞アルプスのトレッキング、長瀞渓谷の紅葉。
1日で3度楽しめた充実した山行となりました。天気にも恵まれましたし。
宝登山だけでは少々物足りないという人には、長瀞アルプスとのセットで歩いてみてください。
今回とは逆の野上から宝登山へ向かう道も楽しそうです。
今度は新緑の長瀞を楽しみたいと思います。