行道山・両崖山 ~足利の名山ハイクと見事な紅葉~

登山ブログ
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ここ最近は「低山ハイク」の魅力に惹かれ、近くの里山に出かける事が多くなりました。

まぁ、季節も晩秋を迎える頃となっているので、大きなお山に行く機会も減ってきますね。そうなると、低山ハイクが増えてくるもは自然な事なのかもしれません。

関東周辺でも魅力的な低山コースはたくさんあります。
今回の山行はどこにしようかな。。。
実は、以前より気になっていたお山が栃木県の足利市にあるのです。

その名も「両崖山」

紅葉も楽しめるお山ということなので、今回は行道山から入山し、両崖山を通って織姫神社へと続く縦走コースを歩いてきました。

展望も楽しめて、縦走もでき、紅葉もバッチリ!!
大満足の足利低山ハイクとなりました!!

日程

2018年11月24日(土)

GPSトラッキング

合計距離: 14.38 km
最高点の標高: 450 m
最低点の標高: 5 m
累積標高(上り): 2480 m
累積標高(下り): -2581 m
総所要時間: 05:19:13

行程(日帰り)

行道山バス停(08:50)・・・行道山浄因寺(09:20)・・・行道山(10:10)・・・大岩山(大岩毘沙門天)(10:40)・・・両崖山(11:40)・・・鏡岩(12:40)・・・織姫神社(13:20)・・・鑁阿寺(14:10)・・・足利市駅着(15:00)

山のぼり開始

今回の山行は東武線の足利市駅まで電車で移動し、そこから「あしバス あっしー」を利用して行道山登山口の最寄となる「行道山バス停」にやってきました。
朝イチのバス(と言っても8時すぎ)でしたが、車内はたくさんの人で賑わっていました。

バス停から行道山登山口までは20分ほど歩くことになります。
ゆるーく登りながら車道を歩いていきます。

しばらく歩いていくと公衆トイレがあります。
行道山へ入山後はトイレがしばらく無いので、ここで済ませておくと安心ですね。

行道山の登山口に到着しました。
ここまでは車で来る事ができます。10台ぐらい停められるでしょうか。

栃木の景勝百選に選ばれている行道山浄因寺。
まずは浄因寺まで歩いて、見晴し、寝釈迦、行道山へと続くルートを歩いていきます。

登山口から10分ほど石段を登ってくると、浄因寺の山門が見えてきました。
ここから、もうひと登りすると浄因寺です。

浄因寺の紅葉はちょうど見頃を迎えており、朝日に照らされてキレイな赤色が輝いていました。

浄因寺の境内には数匹の猫が住んでいました。
日の当たる所は猫のお気に入りの場所でしょうか。気持ちよさそうに日向ぼっこです。

浄因寺の裏手に登ると見晴らしの良い場所があります。
ここから望む大銀杏は素晴らしいですよ!!
周りの木々の色づきを圧倒するような黄葉が際立っています。

浄因寺の素晴らしい紅葉を楽しんだあとは、行道山へ向けて歩いていきます。
ここは「関東ふれあいの道」に指定されているルートなので、とてもきれいに整備された道でした。

寝釈迦に到着です。
この写真の正面上方に寝釈迦様がいます。

寝釈迦様の場所からは足利の街並みを一望することができます。
こうやって俯瞰してみると「たくさんの低山があるんだな。」と思いました。
足利は平地なイメージがあったので少々驚きです。

正面奥にはきれいな双耳峰の筑波山を望む事ができました。
この時期らしい澄んだ空気のお陰ですね。

景色に見とれている場合ではないですよ!
寝釈迦様に会いにいかなければ!!
ということで、寝釈迦様に会ってきました。まさに寝釈迦ですね。思っていたよりも小さく可愛らしいお姿でした。

寝釈迦を後にして、行道山の見晴しに向けて歩いていきましょう。
ここからはぐっと高度を上げて一気に行道山へ登っていく道となります。

行道山の山頂に建つ東屋が見えてきました。
ここが山頂です。

東屋の前に立てられた山頂の標。もちろん栃木百名山の一角です。
標高は442m、本日の最高地点です。低山サイコ―!!

行道山の山頂からは赤城山が大きく望むことができます。

赤城山から西側に視線を移すと、浅間山や榛名山が見えます。

行道山の山頂には山頂方位盤が設置されているので、周囲の山々の位置と山名を確認するのに便利です。

標高は低くても三角点はちゃんとあります。

日光方面です。
山頂部の白い山は日光白根山ですね。その右に男体山と女峰山でしょうか。

山頂で小休止をして、景色も堪能できたので先に進みます。
次の目的地は大岩山です。

「関東ふれあいの道」に指定されていることもあり、指導標はしっかりと設置されているので、安心して歩けますよ。

大岩山(剣が峰)に着きました!!
行道山からの道中は、いくつかのアップダウンを繰り返しながらの道でしたが、全体的には下り基調の道でしたね。

剣が峰を過ぎ「大岩毘沙門天」に向かって歩いていきます。
ここから毘沙門天までは一気に下ります。

毘沙門天に向かう道中にトイレがあります。
行道山から両崖山、織姫神社へと縦走する際の中間地点付近となるので、この辺りにトイレがあると安心できます。

トイレのある付近も紅葉が見頃となっていました。

大岩毘沙門天に着きました。
足利には「足利七福神」があるので廻ってみるのも良いかもしれません。

大岩毘沙門天を過ぎると指導標には「両崖山」の文字が現れます。
本日最後のピークへ向かいます!!

道中、開けた場所からは北関東自動車道を眼下に眺める事ができます。
ちょうど真下を通っている感じですよ。

大岩毘沙門天から両崖山へと向かう道は、ややアップダウンが大きいので慌てずゆっくり歩いていきましょう。

両崖山の直下で行道山から織姫神社へと続く「関東ふれあいの道」の中間点付近となります。全長は9kmほどありますが、景色も良いので楽しみながら歩けますね。お気に入りのルートになりそうです。

両崖山の山頂に着きました!!
山頂には足利城址があります。山頂の標はどこかな??

山頂の標を探しながら、ぐるぐるしていると。。。
見つけました!!
これが両崖山の山頂の標です。これがどこにあるかというと・・・
山頂でぜひ探してみてください。

山頂付近の紅葉が素晴らしかったです!!
紅葉の最盛期にタイミング良く訪れる事ができました!!
それでも地元の方曰く、今年の紅葉はイマイチなんだそうです。

足利城址から少し織姫神社に向かって歩いていくと、見晴し台が設置されています。そこからの景色は申し分なしですよ!
ぜひ立ち寄ってみてください。

見晴し台から織姫神社に向けて歩いていきます。
低山とは言っても露出した岩の道が続くので、転倒しないように慎重に歩いていきましょう。

織姫神社の紅葉の名所「もみじ谷」に着きました。
ここは、、、もう説明不要ですね。
名前のまんまです。
もみじがたくさんです。
素晴らしいです!!

もみじ谷を過ぎると、いよいよゴール地点となる織姫神社となります。
行道山からの充実した縦走もゴール間近です。

織姫神社に着きました!!
朱と白の色合いがとてもキレイな神社ですね。

足利の紅葉スポットと言えば、もう一箇所。
それは大銀杏で有名な「鑁阿寺」(ばんなじ)です。
織姫神社から足利市駅に歩く途中に寄る事ができるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

これが鑁阿寺の大銀杏です。
とても大きな銀杏の木で天然記念物に登録されています。
その大きさに圧倒されますね!!黄葉の素晴らしいです。

鑁阿寺の境内にも多くの色づいた木々があり、大銀杏と一緒に楽しむ事ができます。お寺の紅葉って良いですよね。

足利市駅に戻ってきました。
紅葉のバッチリでとても印象深い山行になりました!!

行道山と両崖山を歩いてみて

行道山から両崖山までの縦走路は、見所満載で低山と思わせないほどの道のりでした。

紅葉のタイミングもバッチリで、たくさんの人が縦走をたのしんでいましたよ。

縦走する場合は、行道山から入山し両崖山へ向かうルートがおすすめです。逆ルートの場合は行道山からのバスの時間に注意が必要ですね。

また歩きたくなる道です。次回は新緑の時期かな。