御座山 ~急登の樹林帯を登った先に~

登山ブログ
この記事は約5分で読めます。

9月に入ってから天気に恵まれない日が続いています。

梅雨が短かったぶん秋雨の期間が長くなるのでしょうか。

そんな中、貴重な晴れ間に恵まれそうな予報が出ている週末、この機会を逃すまいと急遽山行計画を立てて、

さて、どのお山にしようかな?

山地図とにらめっこする事数時間。

見つけました! 良さげなお山を!!

そのお山の名前は「御座山」

「おざやま」ではありませんよ。これは「おぐらさん」と読みます。

この難読なお山は、長野県佐久市の南、北相木村にあります。

山頂までは急登の樹林帯が続き、道中の展望はありません。

そんな厳しい道を歩き抜けた先の山頂には、とっておきのご褒美が待っていましたよ!!

 

日程

2018年9月23日(日)

 

GPSトラッキング

合計距離: 13.62 km
最高点の標高: 2125 m
最低点の標高: 1243 m
総所要時間: 06:26:09

 

行程(日帰り)

長者の森コース登山口(07:00)・・・合流点(08:30)・・・見晴台(09:20)・・・うだの沢のトーミ(山口坂)(10:20)・・・御座山(11:00)・・・うだの沢のトーミ(山口坂)(11:45)・・・見晴台(12:20)・・・合流点(13:00)・・・長者の森コース登山口(14:00)

 

山のぼり開始

今回は「長者の森登山口」からのピストンです。登山口に建つこの案内板の隣には駐車場とトイレがあります。
ここから山頂までは210分の厳しい(?)道のりです。

 

5分ほど歩くとロッジが並ぶキャンプ場に着きます。指導標通りに左手に分岐します。

 

分岐してから本格的な登山道となります。
きれいに整備されているので歩きやすいですよ。

 

色づき始めた木々にも出会えました。山々では秋が始まっていますね。

 

登山口から60分ほど歩くと大きな鉄塔に出合います。最初の休憩地に適していますね。
間近で見上げると、とても大きな構造物に圧倒されます。

 

鉄塔を過ぎると白岩ルートとの合流点に出合います。
指導標通りに御座山方面へと進みます。

 

9月も下旬を迎えていますが、まだまだ森の緑は鮮やかです。

 

と言っていると、秋らしい色づきの木々も増えてきていました。
山は季節の変わり目ですね。

 

長者の森ルートは、終始、樹林帯の中を歩いていきます。
正直、景色の変化には乏しいですが木陰の中なのでとても涼しいです。

 

「見晴台」と呼ばれる地点に到着しました。このコースで数少ない展望地の一つです。
正面に見えるピークは前衛峰で、あの奥に御座山のピークがあります。

 

この日はすっきりとした秋晴れでしたが、風は冷たく、長く停滞していると寒さを感じるほどです。

 

見晴台から前衛峰に向けて歩みを進めます。
なかなかの急登が続くので踏ん張りどころですよ。

 

前衛峰に到着しました。見晴台から40分ほどですね。
ここからは御座山のピークを捉えることができます。正面の右側が御座山の山頂です。

 

さぁ、いよいよ御座山のピークへ行きますよ!!
指導標通りに御座山に向けて歩みを進めます。

 

前衛峰からコルまで60mほど降り、そこから160mほど登り返して御座山のピークとなります。最後まで厳しい登りが続きます。

 

山頂直下に建つ避難小屋です。
中は確認していませんが、建物の外観はとてもきれいでした。

 

避難小屋を過ぎると突然目の前の視界が開けます。
あまりにも突然のことで少々ビックリしました。この岩稜帯を越えると・・・

 

着きました~!! 御座山の山頂に!!
味わいのある山頂の標柱が建っていました。

 

道中ずーっと樹林帯の中だったので、展望欲が溜まる一方でした。
そんな渇望した状態での山頂からの眺めは本当にサイコ―ですよ!!

 

西側の展望です。
八ヶ岳が湧き立つ雲の間からチラッと望めました。左は赤岳でしょうか。横岳はきれいに望め、硫黄岳には雲がかかっています。

 

南側の展望です。
左から北奥千丈岳、朝日岳、金峰山です。瑞牆山は雲の中・・・

 

北側には雲が広がり、山々は望めませんでした。
雲が無い時には、浅間山や四阿山、妙高山、火打山、上越国境の山々が望めると思います。

 

山頂で昼食を食べながら30分ほど滞在しました。
これから登ってきた道を下りていきます。

 

下山は150分ほどでした。
分岐点には指導標が建てられているので、それを確認しながら歩けば道迷いは少ないと思います。ただ、一部不明瞭な箇所があるので慎重に。

 

道中、無展望の中を登っていくので、山頂からの景色は「ご褒美」的な感じで、とても感動しました。

長者の森コースの標高差は900mほどなので日帰りにも適しており、シャクナゲの木がとても多かったので、毎年6月ごろにはシャクナゲを見ながら歩けると思います。

次の機会には、シャクナゲの時期を狙いたいですね。