今年も行ってきました「富士山」に!!
実は昨年も富士山に行ったのですが、ずーっと雨に降られ、山頂にも行けず、五合目と山小屋の往復という残念山行となってしまったので、記事にしていませんでした。。。
ということで、今年は昨年のリベンジ富士山!!
一昨年と同様に富士宮口五合目から入山し、途中で御殿場ルートへトラバースして御殿場ルートの山頂で御来光。というプランで行ってきました!!

天気に恵まれ、パーティー全員で最高の御来光を拝んできましたよ!!
日程
2018年8月25日(土)~2018年8月26日(日)
行程(1日目)
富士宮口五合目(10:00)・・・六合目(10:45)・・・新七合目(12:13)・・・元祖七合目(13:28)・・・八合目(14:56)・・・赤岩八合館泊(16:00)
GPSトラッキング(1日目)
最高点の標高: 3311 m
最低点の標高: 2378 m
累積標高(上り): 1345 m
累積標高(下り): -443 m
総所要時間: 05:19:54
山のぼり開始(1日目)
良い天気!
しかし風はかなり強いです。
今回は富士宮口五合目から入山して、御殿場ルートの小屋に泊まって、ここに下山するルートを歩きます。
土日ともに好天が見込まれる予報となっていたので、五合目には多くの人がいました。
五合目から望む雲海。
青い空に白い雲、この景色は何度見ても良いものです。
山頂方面を望みます。
かなりの強風が吹いていたので、山頂付近は笠がかかったような雲が湧いていました。
五合目で1時間ほど体を慣らし、いよいよ登山開始です!
標高2400mからのスタートです。
まずは六合目を目指して歩みを進めます。
それにしても良い天気。最高ですね!!
このあたりは勾配もきつくないので歩きやすいですね。
体を慣らすためにゆっくり歩きましょう。
ほどなくして六合目に到着です。五合目からは30分かからないぐらいでしょうか。
ここから本格的な登りとなります。
ウェアを調節してこれからの登りに備えましょう。
六合目までの道からは一変して勾配がキツくなります。
あわてず焦らず、一歩一歩進んでいきましょう。
六合目の小屋が小さくなってきました。だいぶ登ってきました。
富士の裾野には雲海が広がっています。
新七合目を示す指導標。
たくさんの人が歩く道なので、しっかりとした指導標が建てられています。
新七合目の小屋が大きくなってきました。
もうひと踏ん張りですね。
視線の先には宝永山も大きく望めます。
赤茶色の山容は独特な雰囲気ですね。
新七合目に向けての最後の踏ん張りどころ。
やや急登な道が続くので、焦らずゆっくり。
新七合目に到着しました。
ここには「御来光山荘」が建っています。
新七合目から見下ろすと、遥か下に六合目の小屋が。
60分ほどの道のりでしたが、だいぶ標高を上げたことが実感できます。
ザックを降ろして10分ほど休憩した後、次の目的地の元祖七合目へと向かいます。
休憩後は心拍数も下がり体も冷えているので、意識してゆっくり歩きましょう。
元祖七合目に向けても急登が続きます。
呼吸が浅くならないように、大きく吸って大きくはいて。
元祖七合目の直下で標高3000mを迎えます。
このあたりから高山病の症状を発する人が増えてくるところですね。
元祖七合目の直下は勾配がキツイですね。。。
呼吸を乱さないように、自分のペースで登っていきます。
元祖七合目に到着しました!!
新七合目からは60分ほどですね。ちょうど60分間隔で小屋があるので歩きやすいです。
10分ほどの小休憩の後、八合目へ向けて歩きますよ!
ここから八合目までは露出した岩が多く、勾配もさらにキツくなります。
富士宮ルートの中でも注意して歩かなければならない地点です。
急登に喘ぎながら、ようやく直下まできました。
ここからが核心です。
気が付くと宝永山も下に望むようになってきました。
山肌にはプリンスルートの道がしっかりと見えます。
八合目直下は道幅が狭く勾配もかなりきついので、すれ違いに注意が必要です。
無理なすれ違いで転倒しないように。また、強引な追い越しも危険です。
八合目まで登ってきました!!
標高は3250mなので、五合目からは約800m登ってきたことになります。
ここから望む宝永山が、いまにも雲海に飲まれそうでした。
さっきよりも雲が上がってきましたが、ここまで登っては来なさそうです。
富士宮ルートの八合目から、御殿場ルートへトラバースします。
ブル道を10分ほど歩いていきます。水平移動です。
振り返ると、八合目の小屋が空に浮かぶように建っていました。
青い空に白い雲、赤い山容、これぞ夏富士と言った景色です。
トラバースルートにも指導標が建てられているので、迷うことはないと思います。
山頂方面を見上げます。
こう見ると山頂はまだまだ遠いですね。標高差で500mほど登る必要があります。
正面の指導標が建てられている場所が御殿場ルートとの出合です。
御殿場ルートに入ると、七合九勺に建つ赤岩八合館を視界に捉える事ができます。
出合からは30分ほどでしょうか。
九十九折れの道を小屋に向かって歩いていきます。
今日の山行ももうすぐ終わり。最後のひと踏ん張りです。
赤岩八合館に到着です!!
10時に富士宮口五合目を出発し、赤岩八合館には14時30分に到着です。
ゆっくりと理想的なペースで歩くことができ、メンバー全員が元気です。
みんな大好きカレーライスです!!
おかわり自由です。あたたかいお茶もいただけます。
夕食後に外に出てみると、ブロッケン現象を見る事ができました。
背後から太陽の光がさしこんで影側にある雲などによって光が散乱し、虹のような光の輪が出現する大気光学現象です。
夕方にブロッケン現象が見れると「好天の兆し」なので、御来光も期待できそうです。
きれいな影富士も見れました。
今日一日、最高の天気の下きもちよく歩く事ができ充実した山行となりました。
朝は一面の雲海でしたが、夜になると雲海も消え街の明かりが良く見れました。
下界では花火大会も行われていましたよ。
富士山の八合目から望む花火とは、なかなか贅沢な感じですね。
小屋の消灯時間までのんびり過ごした後、明日の御来光登山に向けて体を休めました。
夜になっても風が強く、時折、風で飛ばされてきた砂などが小屋に当たる音が聞こえました。
行程(2日目)
赤岩八合館(02:00)・・・御殿場口頂上(04:23)・・・富士宮口八合目(08:01)・・・元祖七合目(08:53)・・・新七合目(09:48)・・・六合目(10:46)・・・富士宮口五合目(11:28)
GPSトラッキング(2日目)
最高点の標高: 3729 m
最低点の標高: 2385 m
累積標高(上り): 895 m
累積標高(下り): -1803 m
総所要時間: 08:59:36
山のぼり開始(2日目)
おはようございます!! と言っても夜中の2時ですけど。。。
相変わらず風は強いですが、星がきれいに望めている良い天気です。
すでに山頂に向けて多くの人が登り始めています。
赤岩八合館から150分ほど歩いて御殿場ルートの山頂に到着です!!
山頂に建つ鳥居をくぐって、御来光ポイントへ移動します。
御来光ポイントに着きました。
周りにはたくさんの人がその時を待っています。
空には立派な吊し雲。ほんとうに風が強いもので。。。
フリース、ダウン、レインウェアと重ねていても寒さを感じるほどの強風です。
東の空が徐々に明るくなってきました。皆、寒さに耐えながらその時を待ちます。
キターーーッ!!
待ってましたよ、この時を!! 去年のリベンジを果たしました!!
とてもきれいな御来光です。
山頂はこんな感じでたくさんの人で賑わっていました。
御来光の光に照らされ、モルゲンロートの吊し雲です。
右側のピークが最高地点となる剣ヶ峰です。
モルゲンロートで真っ赤に染まっていました。
山頂の火口です。
ずーっと見ていると吸い込まれそうな感じがします。
きれいな御来光を拝む事ができ大満足!!
さあ、赤岩八合館へ戻り朝食を食べましょう。
だいぶ日が上がってきて、山頂に居たころに比べると暖かさを感じるようになってきました。
早朝の富士も気持ち良いです。
やわらかな陽の光と引き締まった空気、早起きは三文の徳ってやつですね。
朝靄の山中湖と丹沢の山々。
その時々で見える景色も姿を変えるので、ずっと見ていても飽きる事がないです。
とても贅沢な時間ですね。
赤岩八合館が見えてきました。山頂からは60分ほどでしょうか。
朝食ターイム!!
食堂には皇太子さまの写真が飾られていました。
プリンスルートを歩いた際に赤岩に寄ったのですね。
食堂にも朝日が入り込みポカポカです。
朝食はお弁当形式ですが、ごはんはおかわり自由です。
さて、お腹も大満足となったので富士宮口五合目へ向けて下山しましょう。
山頂もすっきりと晴れていますね。
最高の御来光を拝むことができ、とても充実した山行になりました。
名残惜しいですがそろそろ下山の時間です。
まずは富士宮ルートの八合目へ向けて歩いていきましょう。
富士宮ルートの八合目に戻ってきました。
ここからは急な下りとなるので慎重に。
元祖七合目に向けては渋滞が起きやすいです。
この日も大渋滞でした。。。
こんな時こそ「焦らず、慌てず」ですよ。
元祖七合目です。
ここも下山する人やこれから登る人が行き交い大変賑わっていました。
富士宮口五合目に戻ってきました。
ここから望む山頂方面です。すっきりと晴れていますね。
今日入山している人も、最高の天気の下、良い山行となりそうです。
昨年の残念山行のリベンジを果たし、最高の御来光を拝む事ができました。
今回を含めて4度目の富士山で、3度御来光を拝めていますが、今回の御来光は過去最高の綺麗さでした。
こんど富士山に登る時は「御殿場ルート」をピストンしようかな。「大砂走り」を一度は経験したいし。
あと山頂一周の「御鉢巡り」もしてみたいな。