毎日毎日厳しい暑さ・・・
下界は夜になっても気温が高く寝苦しいです。今年の夏は「酷暑の夏」ですね。
こんな時は暑い下界を離れ涼しい山に向かいたくなるものです。
涼しさを味わうには標高2000mは欲しいですね。
さて、どのお山にしょうか・・・
決めました!
今回は「黒斑山(浅間山)」へ!!
厳しい暑さから解放され、気持ちのよい山あるきができましたよ!!
日程
2018年7月22日(日)
GPSトラッキング
最高点の標高: 2410 m
最低点の標高: 1916 m
総所要時間: 03:55:45
行程(日帰り)
車坂峠(07:20)・・・草すべり分岐(09:00)・・・黒斑山(09:30)・・・草すべり分岐(10:45)・・・1985m地点(11:45)・・・車坂峠(12:05)
山のぼり開始
今日も良い天気!
今回の山のぼりは標高2000mの車坂峠からスタートします。
朝早い時間でしたが、車がたくさん停まっていました。
車坂峠に建つ「高峰高原ホテル」です。
標高2000mに建っているので夏でも涼しく、晴れた日の夜には満天の星空を眺める事ができるそうです。また、条件が揃えば早朝には雲海も見れます。
写真の右手に進んでいくとチップ制のトイレがあります。24時間利用可能です。
この日も佐久や東御を覆うような雲海が見られました。
雲海に浮かぶ八ヶ岳もバッチリです。
高峰高原ホテルの横に建つビジターセンターです。
このビジターセンターの裏手にも大きな駐車場があります。
建物の中にもトイレはありますが、開館時間内しか利用することができません。
この日の浅間山の噴火警戒レベルは「2」でした。
火口から半径2km以内な立入禁止です。
車坂峠の標高は1973mということで、暑さは無く清々しい空気に包まれていました。
猛暑の下界に戻りたくなくなりますね。。
浅間山など特定の山域へ入山する際は登山届が義務付けられていますので必ず提出しましょう。また、compassなどのサービスを利用した電子申請もできます。
いよいよ入山です!
今回は展望の良い表コースで登って、展望は無いですが最短で下れる中コースで下山します。
表コースは、目の前の小ピークへ向けて登っていき、その後下って、トーミの頭に向けて登っていく。という感じのコースです。
きれいに整備された樹林帯の中の道を進んでいきます。
樹林帯の道が続きますが、たまに開けた場所も表れます。
陽の光は強いですが見た目以上に涼しいです。
徐々にガレた道の現れてきますが、見た目よりも歩きやすいです。
登山道には指導標も建っているので安心して歩けますが、地図は必ず携帯しましょう。
陽が高くなってくると標高2000mを超えているとはいえ徐々に暑さを感じてきます。
ここまでの今年の夏は本当に暑いですね。。。
だいぶ登ってきました。西側には北アルプスが一望できましたよ!!
写真では分かり辛いですが、4つの穂や槍ヶ岳、常念岳、大天井岳、鹿島槍などの後立山連峰まで良く見えました。
ほんとうに歩きやすい道が続きます。
しかし、木の根が露出している箇所も多いので油断していると滑って転びますよ。
八ヶ岳が眼前に。
右の蓼科山から雲に隠れた赤岳までのスカイラインが見事です。
表コースの上部には木の階段が現れます。
階段下の土が流れてしまっているので、すっかりハードルと化してしまっています。
しばらく歩いていると避難小屋に到着しました。
浅間山が噴火したり、気象が悪天となったりした時などに利用します。
避難小屋を過ぎしばらくすると槍ヶ鞘に到着しました。
ここに到着した途端にガスが上がってきてしまい浅間山が全く見えず。。。
ガスが晴れるまで小休憩しましょう。
槍ヶ鞘から上部を望むとトーミの頭が見えます。
ここから2分ほど歩いてコルまで下ると中コースと出合います。
中コースとの出合いからトーミの頭までは10分ほどでしょうか。
ほんの5分ほどでガスが晴れ浅間山が姿を現しました。
とても雄大な山容に圧倒されます。
トーミの頭に向けて歩みを進めます。
中コースとの出合いまでは一旦下って、ここからトーミの頭まで一気に登っていきますよ!!
トーミの頭の直下まで登ってきました。
足元がガレており勾配もきついので、転倒や落石に注意して歩いていきます。
ここから望む浅間山がサイコ―ですね。
秋になると眼下の草すべりが黄金色に染まります。その姿の見てみたいです。
トーミの頭から黒斑山を望みます。
黒斑山の右手には外輪山が続いています。
外輪山を一望します。
左から黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、Jバンド、鋸岳と続いていきます。
トーミの頭から黒斑山へ向けて歩いていきます。
約100mほどの標高差を登っていきます。
ほどなくして草すべり・湯の平への道との分岐に出合います。
ここから黒斑山までは20分ほどでしょうか。
やや滑りやすい箇所もありますが、緩やかに標高を上げながら歩いていきます。
浅間山は活発な活動をしている火山なので、24時間監視されています。
その監視活動のためのカメラや、いざという時に警報を出すための拡声器が設置されています。
黒斑山から望む浅間山も格別です。
青空をバックも良いですが、夏雲が湧き立つ中の浅間山も良いものです。
湯ノ平から前掛山へ向けての登山道がはっきりと見えます。右のピークが前掛山です。
現在は前掛山への入山は禁止されています。
黒斑山から外輪山の峰々を望みます。
今回は歩きませんでしたが、いつかは歩いてみたい道です。
トーミの頭を望みます。
だんだんとガスが上がってきて、いまにもトーミの頭を飲みこみそうです。
黒斑山山頂で昼食を食べて景色を堪能したので、これから下山します。
まずはトーミの頭に向けて標高を下げていきますよ。
湯の平からの道との分岐点まで戻ってきました。
あたりはガスガスで真っ白です。
トーミの頭から望む黒斑山。
ガスが黒斑山も飲み込みそうです。
トーミの頭から中コースとの分岐まで下っていきます。
ここもガスに飲まれそうです。
中コースとの分岐点まで下ってきました。
ここから車坂峠までは2.0km。およそ60分ほどの道のりです。
表コースと違い展望の無い道が続きますので、登りは表コースがオススメですね。
泥濘の強い箇所もあるので足元注意です。
ここで転ぶと・・・、悲惨ですね。。。
だいぶ標高を下げ、ガスの合間からアサマ2000スキー場が見えてきました。
ここからだと30分ほどで車坂峠へ下れます。
中コースの終盤は勾配も緩やかでとても歩きやすいです。
小走りに一気に下れますよ!!
ビジターセンターまで無事に下山できました!!
ここでは食事もできるので下山後に一息つくには最適な場所です。
下界の猛暑を離れ、とても気持ちよい山あるきができました。
黒斑山から望む雄大な浅間山は一見の価値ありですよ。
登山口の標高が2000mあるので標高差400mほどで黒斑山の山頂に立てるのも良いですね。
次は紅葉の時期に歩いてみたいです。