11月も下旬を迎えているこの時期の魅力は「低山ハイク」ではないでしょうか。
夏の時期は暑くて歩くのが辛いですが、秋からであれば快適な山歩きが楽しめます。
久しぶりのグループ登山ということで、初心者でも安全に歩ける外秩父の「丸山」に行ってきました。
西武秩父線の芦ヶ久保駅から大野峠へ登っていき丸山の山頂へ。そこから日向山方面へ下山し、芦ヶ久保駅へと戻る周回ルートを選択しました。
丸山の山頂からの大展望は一見の価値アリですよ!!
日程
2017年11月19日(日)
GPSトラッキング
最高点の標高: 977 m
最低点の標高: 298 m
総所要時間: 05:39:00
行程(日帰り)
芦ヶ久保駅(09:00)・・・赤谷(09:36)・・・大野峠(11:24)・・・丸山(12:22)・・・913m地点(13:16)・・・日向山分岐(14:04)・・・芦ヶ久保駅(15:26)
山のぼり開始
今回の山のぼりのスタート地点となる芦ヶ久保駅にやっていきました。
池袋駅から西武鉄道に乗ってきましたが、座席は池袋駅出発時点でほぼ満席でした。
奥武蔵秩父エリアも人気のエリアですね。
芦ヶ久保駅からは国道を30分ほど歩き、登山口のある赤谷集落へ向かいます。
この日も快晴です。絶好の山歩き日和でした!!
日が当たる場所はぽかぽかですが日陰は寒かったです。11月下旬ですからね。
赤谷集落まで歩く国道ですが、ゆるーく登っていきます。
いよいよここから大野峠へ向かって登っていきます。標高差は500mほどです。
クマさんの目撃情報もあるみたいなので、熊鈴やラジオなどを鳴らして人の存在を教えてあげましょう。
赤谷集落内にも指導標が多く建てられているので、登山口まで迷うことはないと思います。
登山口から登り始めてしばらくしてから振り返ると、両神山が良く見えました。
その左側は三国山、甲武信ヶ岳あたりでしょうか。
登り初めは樹林帯の中を緩やかに登っていきます。
適度な勾配で歩きやすいですが、歩き始めとなるのでゆっくり歩いていきましょう。
登山道にも分かりやすい指導標が多く建っています。
まっすぐ大野峠を目指して歩いていきますよ。
途中、渡渉点がありましたが、丸太が架けられているので問題なく渡る事ができました。
大雨の後など、沢が増水している時は注意が必要ですね。
渡渉した先から、登山道がやや険しくなってきました。
ここからが大野峠までの道の核心部です。
樹林帯の中にまで十分な陽の光が射しこんできていたので、登山道は案外明るかったです。
指導標に目安となる距離が記されていないので、目的地までのおおよその距離は自身で算出しなければなりません。こんなときはGPSがあると楽チンです。
朝9時に芦ヶ久保駅を出発してきたのでこの時には太陽もだいぶ高度が上がって、樹林帯の中をポカポカ陽気にしてくれました。この時期は日陰がとても寒いのでありがたいです。
赤谷から70分ほどで大野峠に到着です。
大きな標柱の隣には大きく立派なハイキングマップが掲示されています。
ここを訪れる人は多いんですね。
ここで小休止した後、いよいよ丸山へ向けて歩いてきます。
大野峠から1.2kmほどで丸山に着きます。
丸山に向けての最初の難関は階段状に整備された道です。
ここの段差が大きくて、1段1段登っていくのが本当に大変でした。
階段状の道を登りきると、展望の良い場所に着きます。
関東平野が一望できました。奥に見えるのは筑波山です。
この場所はパラグライダーの出発点となる場所みたいです。
こんな感じのプラットホームが設置されています。やや荒れてはいますが。。。
多くの人が丸山を訪れていました。
最高の天気の下、最高の景色を堪能できて、最高の1日です。
ここは「関東ふれあいの道」の埼玉県内の「峠の歴史をしのぶみち」ルート上にあたります。
総延長約1800kmとなる「関東ふれあいの道」、いつかは踏破してみたい?
大野峠から稜線に上がると、とても歩きやすい道となります。
道幅も広く、すれ違いも問題ありません。
この指導標を右に進むと関東ふれあいの道を歩くことになります。
今回私たちは左の丸山へと進んでいきます。
関東ふれあいの道を歩いたのは、ほんのわずかでした。
明るい稜線を丸山に向けてどんどん進んでいきますよー!!
この辺りは歩いていて本当に気持ちの良い最高のトレイルです。
この電波塔に向かって最後の登り返しです。
この登りが何気に大変です。標高差は40mほどですがなかなかの急登です。。
急登を登りきると指導標が建っています。
ここを左に向かうと丸山山頂へは1~2分ほどです。
丸山からの展望です。360度見渡せます。本当に見事です。
こちらは北側の展望です。日光や足尾山地、赤城山、榛名山です。
こちらは西側から南側です。
右から両神山、三国山、甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山、雲取山。
手前には武甲山が望めます。
南側から東側です。
武甲山、手前に二子山、奥に大持山、子持山。
その奥には奥多摩の山々、丹沢の山々が望めました。
東側です。
外秩父の山々の向こうに関東平野が広がっています。
大展望を可能としているのは、この立派な展望台です。
この上に登ると360度丸見えです。
こちら側の道も多くの指導標が建っているので、道迷いのリスクは低いと思います。
芦ヶ久保駅に向かって歩いていきますよ。
樹林帯の中の広い道を進んでいきます。
歩きやすいですが、落ち葉の下に石が隠れているので気をつけないと転びます。
日向山との分岐点に着きました。
今回は日向山には寄らず、芦ヶ久保方面へと進んでいきます。
落ち葉で覆われた登山道。すっかり晩秋です。
ちょっぴり淋しい気分になります。
里に獣が下りてこないよう設置された網柵。
左側にロープで結ばれているので、それを解き通過します。
通過後は再びロープで結んでおきましょう。
紅葉は最終盤でした。
全体的にほぼ落葉状態ですが、ほんの一部ですが楽しめました。
正面は武甲山です。
登山道に下りてきました。
ここから車道を歩いて芦ヶ久保駅に向かいます。ここからもずーっと下り坂です。
芦ヶ久保駅に戻ってきました!!
晩秋の丸山、とても良い山でした!!
標高は1000mに満たない丸山ですが山頂からの展望は素晴らしいです。
お手軽登山でこの展望を望めるのでなんだか得した気分になりますね。
新緑の季節も良さそうなので、次はぜひこの時期に歩きたいです。