屋久島2日目。
昨日は午前中に屋久島へ移動し、午後は「ヤクスギランド」を歩きました。
今日は屋久島で一番の目的である九州最高峰「宮之浦岳」へ向かいます!
晴天のもと、宮之浦岳の頂を目指し順調に歩みを進めていましたが、まさかまさかの展開に。。。
山行計画もばっちり、装備も万全、体調も問題なし!!
いざ!宮之浦岳へ!!
山のぼりには少しの「運」も必要なんですね。。。
日程
2017年9月11日(月)
GPSトラッキング
最高点の標高: 1688 m
最低点の標高: 1356 m
累積標高(上り): 2385 m
累積標高(下り): -2420 m
総所要時間: 05:27:21
行程(日帰り)
淀川登山口(05:00)・・・淀川小屋(05:49)・・・花之江河(07:38)・・・黒味分れ(08:15)・・・投石平(08:48)・・・宮之浦岳(11:10)・・・投石平(13:19)・・・黒味分れ(13:51)・・・花之江河(14:07)・・・淀川小屋(15:39)・・・淀川登山口(16:23)
山のぼり開始
宮之浦岳へは淀川登山口から。
10台ほど駐車できるスペースとトイレがあります。登山ポストも設置されています。
登山道はしっかり整備されています。
雨が降った後は泥濘が強くなるので足元に注意ですね。
淀川登山口から600m歩いてきました。
道中、このような道標が設置されているので安心ですね。
また、宮之浦岳へは淀川から一本道なので道迷いのリスクも少ないと思います。
森の中にも朝日が届き始めました。今日は天気にも恵まれそうです。
淀川登山口から1.0kmです。宮之浦岳までは残り7.0km。道のりは長いです。
ここから先は世界遺産区域となります。
今までと何かが変わるということではないのですが、なんだか身が引き締まりました。
淀川小屋に到着です。
最初の大休憩には適した場所ですね。距離的にも。時間的にも。
トイレもあります。
右側は通常のトイレ、左側は携帯トイレブースとなります。
ここから先は携帯トイレブースしかないので、携帯トイレを持参していない場合は、ここで済ませておくと安心ですね。
淀川小屋の脇には水飲み場もあります。
空のペットボトルを持参して、ここで汲んでいくのも良いですね。屋久島は水がとてもおいしいです。
さあ、宮之浦岳に向かいましょう。
次のチェックポイントは2.7km先の花之江河です。
杉の根が露出した登山道なので、足元に注意しながら進みます。
根に足を取られると転んでしまいますからね。
登山口から3.0kmの地点です。
宮之浦岳への中間地点は花之江河付近ですね。
道中、「高盤岳展望所」と記された道標がありました。
せっかくですからね。ちょっぴり寄り道して展望所へ向かってみます。
展望所からの高盤岳。
山頂にある岩が特徴のある山ですね。巨岩が輪切りにされているような感じに見えます。
何がどうなったら、このような状態になるんでしょうか。
展望所から戻り宮之浦岳へと進んでいくと、視界の開けた場所がありました。
ここから望むと下界には雲海が広がっていました。
小花之江河の手前から宮之浦岳方面を望みます。
正面に見えるピークの向こうに宮之浦岳があります。
小花之江河は小さな湿原です。
木道が整備されており小さな尾瀬を思わせるような場所です。
小花之江河を後にして進んでいくと、宮之浦岳への中間点があります。
残りは4.0kmですね。
花之江河に到着です。
ここは先ほどの小花之江河よりも大きな湿原です。
ここで思わぬアクシデントに見舞われました。
登山靴のソールが剥がれてしまったのです。
ガムテープやテーピング、針金等の応急処置ができるものを持ち合わせていなかったため、コンビニのビニール袋を使って、ソールがこれ以上剥がれないように結びました。
ここから宮之浦岳に向かい、宮之浦岳からの下山を考えると、歩く距離はおよそ12km。
ここから登山口に戻ると歩く距離はおよそ4km。
いまの応急処置ではとても宮之浦岳へ向かうことはできないと判断し、とても残念ですが下山を選択しました。
昨日ヤクスギランドを歩いた際には何の違和感もなかったのですが、アクシデントは突然やってくるものですね。残念です。。。
淀川小屋付近ではヤクシカにも出会いました。
苔をむしゃむしゃと食べていました。シカってコケを食べるんですね。
無事に淀川登山口に下山しました。応急処置したソールもがんばってくれました。
今回は運が少し足りなかったのが残念でしたが、いざという場面でしっかりとした判断ができたのは満足です。
宮之浦岳に登る事ができなかったのは残念ですが、それに引き替え、とても良い体験ができました。山のぼりは難しいという事を改めて実感できました。
必ず、宮之浦岳へは再挑戦したいと思います!!
明日は「白谷雲水峡」を歩きますよー!
