今年の夏はスッキリと晴れませんね。。。
8月に入っても毎日がどんよりとした空模様。まるで梅雨空です。
天気が安定しないので山行計画も実行できず、何とももどかしい毎日。
そんな中、「山の日」を含んだ3連休の日曜日、何とか天気が持ちそうな予報が出ていたので、北八ヶ岳の北端に位置する百名山「蓼科山」へ行ってきました。
晴れ→雨→曇り→晴れと、目まぐるしく変化する天気の中、北ヤツを満喫してきました!!
日程
2017年8月13日(日)
GPSトラッキング
最高点の標高: 2543 m
最低点の標高: 1962 m
累積標高(上り): 1745 m
累積標高(下り): -1741 m
総所要時間: 06:10:51
行程(日帰り)
大河原峠(08:00)・・・蓼科山荘(09:28)・・・蓼科山(10:32)・・・蓼科山荘(11:45)・・・将軍平分岐(13:01)・・・亀甲池分岐(13:22)・・・大河原峠(14:17)
山のぼり開始
今回は長野県佐久市にある「大河原峠」から蓼科山を目指します。
この峠ですでに標高は2000mを超えています。
朝の大河原峠の空は朝焼けに染まっていました。
今日1日、天気が良くなるかな?
大河原峠に佇む「大河原ヒュッテ」。傾斜の大きな三角屋根が冬場の厳しい気候を想像させます。後に見える山は前掛山です。
大河原峠に建つ蓼科山登山ルートが書かれた看板。
イラストがとても分かりやすく、また、細かなコメントも多くとても参考になります。
大河原峠から望む浅間山。
山頂から噴煙を上げており、活火山ということを認識させてくれます。
登山準備をして、いざ蓼科山へ!!
登山をする際は必ず登山届を提出しましょう。入山する者のマナーです。
小雨が降る中、まずは将軍平を目指して歩いていきます。朝イチの晴れ間はすっかりありません。。。
大河原峠からは2.4km、約90分ほどの道のりでしょうか。
熊笹が茂る登山道。しっかりと整備されているので道迷いの心配は無いと思います。
この日は小雨が降っていたので、とても滑りやすい道でした。
雨露に濡れたキノコ。
今回歩いたルート上にたくさんのキノコを見る事ができました。
先ほどとはちょっと形が異なるキノコ。
キノコの知識が全く無いので、危ないキノコなのか、大丈夫なキノコなのかすら分かりません。もちろん名前も。。。
雨に濡れた針葉樹林。
僅かに差し込んだ日の光に雨粒が反射してキラキラしてました。
雨の影響で登山道はかなりぬかるんでいました。
特に丸太の上を歩く際は、より慎重になる必要があります。
ツルっと滑ったら、ウェアがびちゃびちゃになっちゃいますから。
前掛山の山頂には佐久市最高地点の標が建っていました。
ここは樹木に覆われているので展望はありません。
苔に覆われた三角点。びっしりです。
この辺りは苔の生育に適している場所なんですね。
赤谷からの登山道との合流地点です。
前掛山山頂からは、緩やかに標高を下げながら将軍平へと歩いていきます。
ちょうど日の光が射しこんで、スポットライトを浴びているかのようでした。
将軍平の手前から望む蓼科山です。
ちょうどガスが晴れてその山容を見る事ができました。
将軍平に到着です。ここには蓼科山荘が建っています。
ここは7合目ルートとの合流地点ともなります。
「蓼科山荘」と書かれた趣のある表札です。
ここには長門牧場のアイスと生ビールもあります。
山荘前ではたくさんのお土産が販売されていました。
登山バッチ、手ぬぐい、Tシャツ、キーホルダーなどなど、品ぞろえはとても充実しています。
蓼科山荘のテラス席は、山荘で物品を購入したり軽食を注文したりすると無料で利用できますが、お弁当などを持ち込んでの利用にはお金がかかります。
小休止のあとは、いよいよ蓼科山山頂へ!!
ここからは大きな岩がゴロゴロの急登となり、山頂までは40分ほどです。
クサリのある箇所もありますが、登りではしっかりとした足場があるので使わなくても大丈夫です。使うなら下山時でしょうか。
振り返ると、ガスの合間から蓼科山荘が小さく姿を現しました。
この箇所もかなりの急登なんですが、写真から高度感が伝わりますか?
蓼科山頂ヒュッテの脇には「蓼科山頂」と書かれた道標が建っていますが、本当の山頂(三角点)はここではありません。
蓼科山頂ヒュッテさんで提供しているメニューです。妙に「カレーうどん」という文字が美味しそうに感じてしまいます。今度食べてみようかな。。
蓼科山頂ヒュッテの内部です。
暖色の電球となっているので、とても温かみを感じる雰囲気となっています。
奥にはストーブ、手前にはコタツもあり、とてものんびりできそうです。
蓼科山頂に着きました!!ヒュッテからは10分ほどでしょうか。
この山頂、とにかく広い!!ビックリです!!
ガスが出ているときは下山方向を間違えないようにしないとですね。
とても広い山頂なので休憩スペースに困る事はありません。団体さんが居ようともギュウギュウになる事は無いです。
山頂の標から少々歩くと、蓼科神社の鳥居と奥宮があります。ここで登山の安全を祈願しました。
蓼科山頂ヒュッテに戻ってきました。
この日は山の日の3連休とお盆休み期間ということで、多くの人で賑わっていました。
ここもテーブル利用は有料です。1人300円かかります。
ヒュッテで軽食を購入すれば無料で利用できます。
休憩料なる料金も徴収されるみたいです。ヒュッテで購入しても取られるのでしょうか。
ここのトイレは200円です。
ヒュッテで両替をお願いするのではなく、予め小銭を準備しておきましょう。
蓼科山荘まで下りてきて、このあとは天祥寺原方向へ向かって歩いていきます。
せっかくなので単純ピストンではなく周回コースを計画しました。
木々の合間に差し込む夏の日差し。
徐々に良い天気となってきましたが、樹林帯の中なので涼しいです。
天祥寺原へ向かう道も、大きな岩がゴロゴロのガレた道となっています。岩の上に苔が多いのでツルっと滑らないように、慎重に。
盛夏を迎えた山の緑と青い空。もくもくと夏の雲も湧いています。
北八ヶ岳エリアは苔むす森ですね。朽ちた木にも苔がびっしりと。
このルートも道は明確で赤テープもあるので迷うことはないと思います。途中に道標も建っています。
一旦下り終え、分岐点に差し掛かりました。
天祥寺原へは、ここを大河原峠方向に歩みを進めます。
ここからは蓼科山の山容がきれいに望めます。
整った山容で「諏訪富士」と呼ばれている所以が分かりますね。
天祥寺原に到着しました。今度歩くときは双子池まで足を延ばしてみたいと思います。
天祥寺原の名称のとおり、ここは真っ平は場所です。休憩するには丁度良い場所ですね。
ここから大河原峠までは、緩く標高を上げながら歩いていきます。標高差は80mほどでしょうか。
雲は多いですが「夏山」といった雰囲気があり、これはこれで良いですね。
正面のピークは横岳です。
こちらは双子山。
双子池を経由すると、このピークを踏んでから大河原峠へと下りていきます。
朝方は雨に降られましたが、その後は徐々に好天となり、楽しく北ヤツを歩く事ができました。
雨の後の森はみずみずしくていいですね。マイナスイオン満載です。きっと。
このエリアはいろいろなルートがあるので、違った季節に違ったルートを歩いてみたいと思います。