春先は低山を中心に、山行の回数を多くして歩き、夏山シーズンに向けた準備をしてきました。
梅雨空けはまだですが、好天に恵まれた7月の週末。
これはトレーニングの成果を試す良い機会と捉え、
- まだ登っていない百名山
- 標高差が1000m以上
- 日帰り可能な山域
という条件に合致するお山は無いかな?と、探していたら、
あるではありませんか!!
ピッタリのお山が!!
その名は「男体山」
中禅寺湖畔の「二荒山神社中宮祠」から入山し、標高差1200mの急登にチャレンジしてきました。
いや~、厳しい登りでしたよ。。
日程
2017年7月9日(日)
行程(日帰り)
二荒山神社前(06:20)・・・三合目(07:15)・・・四合目(07:47)・・・八合目(09:15)・・・男体山(10:20)・・・八合目(11:53)・・・四合目(13:09)・・・三合目(13:35)・・・二荒山神社前(14:08)
GPSトラッキング
最高点の標高: 2492 m
最低点の標高: 1039 m
累積標高(上り): 2970 m
累積標高(下り): -2718 m
総所要時間: 06:54:06
山のぼり開始
快晴の中禅寺湖。朝の早い時間には湖面を低い雲が覆っていました。
男体山の登山口となる二荒山神社中宮祠。
中禅寺湖側の参道です。
参道の鳥居をくぐり、石段を登った左側にトイレがあります。
男体山は、登山道と山頂を含めトイレと水場は一切ありません。なので、登る前に二荒山神社中宮祠内で済ませておく必要があります。
中宮祠内で入山受付をします。入山料は大人1人500円です。
受付を済ませると首に掛けられる「お守り」が貰えます。
受付所の反対側んい、男体山への登山道入口があります。
登山道ではなく「登拝道」と書かれています。
一合目を過ぎると樹林帯の登山道となります。
この辺りはそこそこの勾配のある道です。歩き始めなのでゆっくり行きましょう。
三合目に到着です。
あれ!? 二合目を見逃してしまいました。どこにあったんだろう。。
三合目から四合目までは、舗装された車道を歩きます。
勾配も緩いのでここで一息入れられます。
九十九折りの車道を歩いていると、20分ほどで登山道に着きます。
ここから再び本格的な登りとなりますよ。
五合目に建つ避難小屋。簡素な造りですが5~6人ほどが休めそうな広さがあります。
六合目の標は、岩に赤ペンキで書かれていました。
ここから登山道はガレ道となります。
二荒山神社中宮祠からの登山道は一本道なので、迷うことはないと思います。
また、道中には赤ペンキの矢印も多く書かれているので安心です。
徐々に木々が開けた場所が増えてきました。
樹林帯の中は日差しが遮られ涼しいのですが、日差しを浴びると暑かったです。。
七合目付近にある避難小屋です。
小屋周辺には適度なスペースがあるので、休憩ポイントとして適しているのではないでしょうか。
八合目の直下に建つ鳥居です。この鳥居は八合目にある瀧尾神社の鳥居です。
八合目に到着しました。赤ペンキ塗り立てで非常に見やすいです。
七合目のペイントも塗りなおして欲しいなあ。
八合目を過ぎると、ガレ道から木の階段の道に変わってきます。
私個人的にはガレ道の方が好きですね。
ここまで来ましたよ!九合目!!
山頂まで残り一合、最後の踏ん張りですね。
九合目の石標を過ぎると、一気に視界が広がります。
赤茶けたザレた道の先に山頂が!!って言っても、あれは山頂ではありません。
先に見えるピークの向こう側に山頂があります。
西側を見ると、奥の高いピークが日光白根山、左に皇海山。
眼下左に中禅寺湖、右は戦場ヶ原です。
ザレた道で勾配も急なため、なかなか足元が安定しません。
焦らず一歩一歩ゆっくり登っていきましょう。
男体山の山頂に到着!!標高は2486mです。
山頂には二荒山神社の奥宮があります。
男体山といえば二荒山大神の像です。
青空の下、そのかっこいいお姿を拝む事ができました。
山頂から北側の展望です。
正面は太郎山、右にはガスが掛かって見えませんが女峰山があります。
鐘もありました。ほんとに軽く鳴らしただけでも大きく鐘の音が響きました。
強く鳴らしてしまうと、鳴らした本人が一番ビックリするかもしれません。ご注意を。
北西側の遠望です。
左に日光白根山、中央奥に至仏山、燧ケ岳がうっすらと。
男体山の山頂はこんな感じで広いです。
ベンチなどもあるので、食事をするスペースに困る事は無いと思います。
山頂で昼食を食べて、景色を堪能して、さあ下山です。
九合目まではザレた道なので、滑らないように気をつけて。
急な道を下ること約3時間。一合目付近まで下ってきました。
ストックをうまく使って両足に掛かる負荷を分散すると良いですね。
ずーっと登ること標高差1200m。想像以上に歯応えのある山でした。
下山後はヒザがガクガクで、男体山の厳しい洗礼を浴びましたね。
今度は紅葉に時期に登ってみようかな。