破風山 ~皆野アルプスを歩く~

登山ブログ
この記事は約6分で読めます。

「アルプス」と聞いて、大半の人は北・中央・南の各アルプスを連想されるのではないでしょうか。登山をしない人でも、一度は聞いたことのある言葉ですね。

しかし最近、「○○アルプス」と名乗る登山ルートが増えてきています。静岡県の沼津アルプス、神奈川県の鎌倉アルプス、などなど。

よくよく調べてみると埼玉県にもアルプスがあることが判り、天気も何とか持ちそうなので、急遽、山行を計画し埼玉県のアルプスに行ってきました!!

その名も「皆野アルプス」

急登あり、クサリあり、ヤセ尾根あり、展望も抜群!!

標高600mの山々を縦走するコースですが、充実した山行となりました!!

 

日程(日帰り)

2017年5月14日(日)

 

行程

華厳の滝登山口(09:00)・・・大前(09:49)・・・天狗山(10:11)・・・大前山(10:43)・・・札立峠(11:00)・・・破風山(11:16)・・・風戸分岐(12:08)・・・前原(13:47)

 

GPSトラッキング

合計距離: 11.48 km
最高点の標高: 672 m
最低点の標高: 157 m
総所要時間: 04:39:44

 

山のぼり開始

皆野駅から町営バスに乗り、破風山の登山口がある秩父華厳前バス停に到着です。
やや小さめのバスの中は、多くの登山者さん達でギュウギュウ詰めでした。
皆野駅からは250円です。

 

秩父華厳の滝のバス停には、トイレがあるので安心です。
皆野アルプスのルート上にはトイレが無いので、入山前に寄っておくと安心ですね。

 

秩父華厳前バス停から少し下った場所に登山口があります。

 

この木橋を渡ると登山口です。
登山口には登山者カウンターが設置されていますので、1人1回、カウンターを押してから入山しましょう。

 

スギやヒノキの樹林帯の中を進んでいきます。
とても整備された登山道で歩きやすいですよ。

 

しばらく進んでいくと、大前集落を示す道標が建っています。

 

大前集落に着きました。
ここからは集落の中を少し進んでいきます。

 

大前集落の中に立てられた道標。
とても分かりやすいので迷うことはありません。

 

大前集落を過ぎ、天狗山と大前山との分岐に差し掛かりました。
天狗山を踏まずに破風山へ向かう場合は左の道へ、天狗山を踏んでから破風山へ向かう場合は右の道となります。
今回は天狗山を経てから破風山へ向かいます。

 

天狗山の稜線までは急登が続きます。踏ん張りどころです。

 

登山口から1時間ほどで本日最初のピーク「天狗山」に到着です。
山頂を現す標が建っていますが、展望はありません。

 

山頂に建っている祠。
祠の中は松ぼっくりでいっぱいです。

 

天狗山を後にして、今度は大前山へと向かいます。
一旦コルまで下った後、大前山へ登り返します。ロープも設置された急な下降となりますので転倒に注意です。

 

天狗山を踏まずにショートカットした際の登山道との合流点に到着しました。
天狗山を経た方が20分ほど時間が掛かります。

 

クサリ場の登場です。
正面の岩を登っていきますが、クサリは補助的な感じで使って、きちんと三点支持をしてグイグイ登っていきましょう。

 

手をかける場所、足を置く場所はしっかりあります。

 

登りきると武甲山が目の前に見えますよ。

 

大前山に到着しました。
ここも木々に囲まれており、展望は乏しいです。

 

次のポイントとなる札立峠へと向かいましょう。
歩きやすい道もあれば、

 

急登、急降下もあります。
なかなか変化に富んだ道で、歩いていて楽しい縦走路ですね。

 

武蔵展望台に着きました。
天気が良ければ秩父の山並みが一望できるんですが、今回はイマイチでした。

 

振り返ると、さっき登った天狗山が望めます。

 

この辺りはやや痩せた尾根となりますが、普通に歩けば問題ありません。

 

鞍掛山に到着です。
残念ながら、ここからの展望はありません。

 

札立峠に着きました。天狗山からは60分ほどでしょうか。
ここから破風山へ登り返します。

 

札立峠に鎮座している観音様。
とても小さいので足を掛けないようにしましょう。

 

破風山に向けて登り返します。
急登ですが、長い道のりではないので一気に登ってしまいましょう!!

 

破風山に到着!!
山頂には20人ほど滞在できそうな広さです。

 

破風山の山頂から望む武甲山。
低い雲が垂れ込めていますが、特徴ある山容ははっきりと確認できました。

 

破風山の山頂にある祠。
小さな狛犬がかわいらしいですね。

 

破風山の山頂で昼食を食べ、皆野アルプス縦走も残り半分となります。
破風山から下ってくるとあづま屋があります。展望は無いですが、テーブルとイスがあるので自炊するには良いかもしれません。

 

あづま屋から猿岩方面へ向かいます。

 

ここからは下り基調の道となります。
整備されている道なので歩きやすかったです。

 

猿岩です。
ドドーンとそびえ立つ、とても大きな岩です。

 

風戸への分岐点です。
皆野アルプス縦走路は大渕登山口へと歩いていきます。

 

男体拝と呼ばれる場所に着きました。

 

男体拝から望む北側の展望です。
目の前に宝登山が望めます。

 

男体拝を過ぎてすぐにロープが現れますが、使わずとも登れます。

 

やや急な道が続くので、コースには虎ロープが多く現われます。
雨天時には滑りやすくなると思うので、補助的にロープを使うのも良いかもしれません。

 

皆野アルプス縦走路はきちんと整備されていますね。
距離は長いですが歩きやすい道が続くので、標準タイムより少し早く歩けました。

 

国神コースとの分岐点です。
ここまで来ると、皆野アルプス縦走路も終盤となります。

 

分岐点からしばらく歩くと「前原岩稜」と呼ばれる地点に到着します。

 

名前のとおり、突然大きな岩稜が現れます。
ここからは西側、南側の展望が良いですよ。

 

かわいらしい道標を持つ前原山に着きました。
標高はどんどん下がって347mです。

 

この道標が見えると下山口までは20分ほどです。

 

無事に大渕登山口に下山しました。
皆野アルプス縦走路を歩き切りました!!

 

ここから皆野駅に向かって一般道を歩きます。
大渕登山口からは20分ほどでしょうか。

 

駅への順路を示す道標はしっかりと建っているので、迷うことはありません。

 

皆野橋から望む荒川の流れ。
河原で水遊びをしたくなるような景色が広がります。

 

ゴールの皆野駅に着きました。

 

都心からのアクセスも良く、低山ながら充実した縦走路を堪能できる「皆野アルプス」

実際に歩いてみると、想像を超える楽しい山歩きができました。

次に歩くときは、紅葉の時期を狙っていきたいと思います。