日本百名山に選ばれている四阿山。
この山、百名山の中でも難読な山名を持つ山として知られています。
「四阿山」と書いて何と読むか分かりますか? この山の名前は「あずまやさん」と読みます。 地元では吾妻山や吾嬬山などとも呼ばれているそうです。
秋真っ盛りのこの時期、四阿山とその隣にそびえる花の百名山・根子岳へ。
日程
2015年10月4日(日)
行程(日帰り)
菅平牧場管理事務所(08:00)・・・小四阿(10:12)・・・中四阿(10:34)・・・四阿山・根子岳分岐(11:40)・・・四阿山(11:51)・・・四阿山・根子岳分岐(12:02)・・・根子岳(13:52)・・・菅平牧場管理事務所(15:31)
GPSトラッキング
最高点の標高: 2362 m
最低点の標高: 1581 m
総所要時間: 07:19:25
山のぼり開始
登山口のある菅平牧場の駐車場。
この日は好天の予報が出ていたので、朝7時30分の段階で登山口に一番近い第一駐車場が満車でした。
のぼりの通り、右側の小屋でソフトクリームや山バッチが販売されています。
まだ時間が早いので準備中でした。
下山後に立ち寄ることにします。
根子岳へアクセスする場合は駐車場から直進し登山口へ。
四阿山へアクセスする場合は標識通りに右へ向います。
ここには登山ポストやトイレもあります。
ルートが記された看板を見ながら入山の準備をしましょう。
四阿山登山口へ向かう道は牧場の横を通ることになるので、牛さん達がお出迎えです。
牛さん。
カメラを向けるとカメラ目線で静止してくれました。人に慣れていますね。
まずは樹林帯の中を進んでいきます。この辺りはなだらかな登りが続き、沢もあるので楽しく歩けます。
ウォーミングアップに良い道ですね。
1箇所だけ沢渡りポイントがあります。
写真では倒木を渡っていますが、右側の石の上を渡るのが正解です。
道標がありました。四阿山まで3.5km。まだまだ道のりは長いです。
ふたたびの道標。四阿山まで3.4km!?
最初の道標からだいぶ歩いたはずなのに、0.1kmしか進んでいない?
この道標の距離は誤っていると思います。 とは言え、四阿山に近づいているのは確かなので歩みを進めます。
しばらく登ってくると視界も開けてきて、「登ってきたな~」と実感できる瞬間です。
四阿山の方向を望みます。正面のピークは四阿山ではありません。
ピークの向こう側に四阿山があります。 こう見るとまだまだ遠いですね。。。
小四阿に着きました。四阿山まで2.8km。 矢印の差す方向へ進むのみ!!
四阿山までの道半ばを過ぎました。
小四阿~中四阿を経るルートは歩行距離は長いですが、勾配はきつくなく登りやすいルートです。
中四阿から歩いてきたルートを振り返ります。
右の小ピークが小四阿。北アルプスの山々は、雲が遮って見えませんでした。
中四阿からのルートは、一旦下って右奥の稜線に向かって登り返します。
中四阿から下りきったコルに着きました。ここから稜線まで一気に登り返します。
このルートで一番キツイ上りとなります。
根子岳と四阿山への分岐点。 四阿山まで0.7km。
ゴールが見えてきてテンションが上がります。
四阿山山頂へ向けての最後は、木の階段を進んでいきます。 登りきれば山頂です。
木の階段の途中から望む根子岳。 いまにもガスに飲み込まれそうです。
四阿山山頂に到着!! 登山口は長野県でしたが山頂は群馬県なんですね。
山頂から浅間山方面を望みます。変わらず噴煙が上っていますね。
さほど広くない山頂には、たくさんの登山者さんがいたので混雑気味。
景色を眺めながら昼食を食べました。
嬬恋村方面です。 こちら側からもたくさんの方が登ってきていました。
四阿山から根子岳へ向けてのコルまでは急な下りとなります。 転倒や落石に要注意!!
コルに着きました。 正面のピークの奥に根子岳山頂があります。
根子岳への登り途中から振り返ると、ガスが四阿山を包み隠そうとしていました。
大岩の上から麓を覗き込むと、山肌が色づいた秋の景色が広がっていました。
大岩から根子岳山頂を望みます。ここから山頂までは15分ほどです。
根子岳山頂直下からの四阿山。 ガスがなくなり、秋空に映えていました。
祠には小さな七福神(名前がわかりません。。。)の置物があり、たくさんの賽銭が。
根子岳山頂にある方位盤。 中心に刻まれている山名は「猫嶽」と書いてあります。
あれ? 根子岳じゃないの??
山頂から北アルプス方面を望みましたが、雲が多く山々は見えず。。。
でも、足元に広がるきれいな雲海が見れました。
雲が多い中、目を凝らすと尖がった特徴的なシルエットが見えるじゃありませんか!?
これは・・・ そうです。槍ヶ岳がうっすらと見えました!!
天高い青い空に白い雲。足元には雲海。 この日、根子岳からの景色は最高でした!!
絶景を見せてくれた根子岳と別れ、下界へ向けて歩みを進めます。
しばらくすると樹林帯の中に入ります。 菅平牧場から根子岳までは2.6kmほどなので、歩行時間は短いです。
下山途中に休憩場所が設置されている場所に着きました。 菅平牧場からこの休憩場所までは、階段が設置されたハイキングコースとして整備されていました。
休憩場所から望む根子岳。 この方向から見るとなだらかな山容です。
案の定、菅平牧場は雲の中でした。 視界の悪い中、整備された階段を下りていきます。
無事に下山後、駐車場横の小屋で山バッチを購入しソフトクリームも食べました。
この時期、16時近くになると冷え込みも強くなってきます。
季節は秋でも山の中は冬に近いですね。 防寒はしっかりと。
日本百名山の四阿山、花の百名山の根子岳。
今回とは違った季節に、再び登ってみたいと思います。