日本百名山の中で最も標高の低い山「筑波山」
登山コースも複数整備され、また、ケーブルカーやロープウェーも麓と山頂を結んでいるので、誰でも手軽に登る事ができる山です。
紅葉の時期になると、ケーブルカーも夜間運行され、紅葉はライトアップされるみたいです。 まだ行ったことはないですけど。
今回は新緑の時期に登ってきました。
標高は900mに満たない低山ですが、いろいろな姿を見せてくれる名山でした。
日程
2014年5月18日(日)
行程(日帰り)
筑波神社入口(08:00)・・・筑波神社前(08:10)・・・宮脇(08:25)・・・男女川源流(09:35)・・・御幸ヶ原(10:15)・・・女体山(10:55)・・・御幸ヶ原(11:35)・・・男女川源流(12:30)・・・宮脇(13:35)・・・筑波神社前(13:40)・・・筑波神社入口(13:58)
GPSトラッキング
最高点の標高: 885 m
最低点の標高: 207 m
総所要時間: 05:19:02
山のぼり開始
筑波山神社の入口に立つ大きな鳥居。
この鳥居近くの駐車場に車を停め、そこから徒歩で登山口に向かいます。 この日は天気に恵まれました。
筑波山神社に到着。
筑波山神社の御神体は筑波山です。 この奥に拝殿があり、拝殿よりも上が社地となっています。
拝殿前に立つ楼門「随神門」です。
写真では伝わり辛いかもしれませんが、なかなか大きい楼門ですね。
筑波山神社の拝殿です。 ここの標高が270mで、ここより上が境内となります。
本殿は男体山山頂と女体山山頂の2箇所にあります。
拝殿の奥に進むと登山口がありました。ケーブルカーの宮脇駅のすぐ隣です。 今回は「御幸ヶ原コース」を登っていきます。
樹林帯の中を勾配の緩いコースを進んでいきます。
日差しが強かったのですが、樹木がいい感じに遮ってくれてちょうど良い感じです。
御幸ヶ原コースはケーブルカーに沿って作られているコースなので、しばらく登ってくるとケーブルカーのすれ違いポイントに出合います。
単線の線路を登ってきて、ここで下りのケーブルカーとすれ違うので複線となります。
下りのケーブルカーは緑色でした。 ここのポイントにはベンチもあるので、最初の休憩には良いかもしれません。
コース上部には男女川の源流点があります。 左側の岩陰からチョロチョロと水が湧き流れています。
このチョロチョロ流れている水が大きな川となるとは、なんだか不思議です。
男体山と女体山のコルに当たる御幸ヶ原まで0.5km。 登山口から90分ほどで到着します。
御幸ヶ原に向かっての最後は木の階段が続きます。 木の階段って歩幅が合い辛いので地味に登りにくいです。。。
御幸ヶ原に着きました。
ここから左側に歩くと男体山山頂、右側に歩くと女体山山頂となります。
天気が良かったので、御幸ヶ原にはたくさんの人がいました。
御幸ヶ原から望む八溝山地。 筑波山は八溝山地の南端にある山です。
御幸ヶ原から望む男体山山頂。 御幸ヶ原から10分ほどで山頂に立てます。
海抜800mの元標。 この辺りはベンチも多く休憩には適したポイントです。
ケーブルカーの筑波山頂駅。 右側にある売店でソフトクリームを食べました。
御幸ヶ原から女体山へ向かう途中にある「ガマ石」 筑波山にはこのガマ石を含めて、いくつかの奇岩があります。
女体山山頂から望む男体山。 麓には広大な関東平野が広がっています。
高度感のある女体山山頂。
さほど広くない山頂なので譲り合いながら景色を堪能します。 「地獄のぞき」のような感じの場所も。
女体山から望む霞ヶ浦。
さすが日本第2位の広さをもつ湖なので、山頂からもその広さが伝わってきます。
右下に見えるのはロープウェーの麓の駅です。
一気に山頂直下まで登ることができます。
筑波山山頂を示す石碑。 筑波山の標高は女体山の標高877mを指しています。
男体山は871mです。
女体山を後にして、ふたたび御幸ヶ原に戻ってきました。
ここからも男体山の山容がきれいに望めます。
登りと同じ御幸ヶ原コースを下山し筑波山神社の拝殿に戻ってきました。
ここで登山の安全を祈願して、これから登っていく人も多かったです。
随神門の前でガマの油売りに遭遇。 軽妙な口上でたくさんの人が聞き入っていました。
標高900mに満たない山ですが、山頂からの展望も良く、登山コースも厳しくなく、誰でも楽しみながら歩ける山だと思います。
ケーブルカーやロープウェーもあるので、登りは歩いて下山はケーブルカーでも良いですね。
また紅葉の時期も山容全体が色づくみたいなので、次はその季節に登ってみたいです。