一度はその頂に立ちたいと思っていた富士山。
毎年多くの登山者さんがその頂を目指して登っています。
いざ! 憧れの日本一の頂へ―
日程
2013年7月19日(金)~2013年7月20日(土)
行程(1日目)
富士スバルライン五合目(09:30)・・・六合目(10:54)・・・七合目(12:16)・・・八合目(14:02)・・・本八合目(15:48)・・・御来光館泊(16:20)
GPSトラッキング(1日目)
最高点の標高: 3467 m
最低点の標高: 2284 m
総所要時間: 06:48:11
山のぼり開始(1日目)
北麓駐車場に車を停めてバスで吉田口5合目へ。 まだ誰もいない静かなバス乗り場。
大型バスも引っ切り無しに到着していました。 外国人の方も多かったです。
5合目から山頂を見上げてみると、まだまだ山頂は遠いです。。。
準備も万全! いよいよ登山開始!! 今日は宿泊地の山小屋を目指して登っていきます。
6合目までは平坦です。 ほどなく左側に山中湖が見えてきました。
6合目の安全指導センターに到着。 ここから本格的な登りが始まります。
「STOP!弾丸登山」 大きくて目立つ看板がありました。
富士山は標高差も大きく歩行時間も長いので、無理な計画での登山は危険です。
6合目からこれから歩く登山道を望みます。 ザレ場を九十九折で登っていきます。
6合目の道標。 山頂まで5.2kmで355分・・・ 先は長いです。。。
のんびりと景色を楽しみながら登っていきます。
たくさんの登山者さんが山頂を目指して歩いていました。
下から雲が湧いてきましたが、天気を崩すものではなさそうです。
7合目の山小屋群が見えてきました。
登山道に山小屋がたくさんあるので、いざという時に食べ物と飲み物には困りません。
ただし下界よりもかなり高額なのでお財布には厳しいです。
花小屋に到着。標高は2700m。 立ち寄ることなく歩みを進めます。
鳥居荘に到着。ここで標高は2900mほどです。 小屋前のベンチで小休止。
振り返ると、7合目の小屋群や6合目からの九十九折の登山道が一望できます。
8合目付近にある山小屋が見えてきました。 このあたりも露出した岩が多い登山道です。
8合目の太子館に到着!! 標高は3100m。 ここから山頂まで2km、180分です。
蓬菜館に到着。標高は3150m。
この山小屋を境にして、これより上はザレた登山道となります。
青い空に白い雲。赤茶けた富士山の山容。 良いコントラストです。
標高3200mの白雲荘に到着。
ザレた登山道なので、赤砂がまき上がってウェアがだいぶ汚れていました。
登山靴に砂が入らないようにスパッツを着用したほうが良いです。
振り返ると歩いてきた道が一望できます。 きれいな九十九折の登山道ですね。
元祖室に到着。
ここで標高は3250mなので山頂との標高差は500mとなります。
標高3400m付近の八合目トモエ館に到着です。
これより先の山小屋は、本日お世話になる御来光館のみとなります。
八合五尺にある御来光館に到着!!
標高は3450mで、山頂に一番近い山小屋です。
御来光館に到着後、着替えてから夕食を食べました。
おいしいハンバーグでしたよ。
しかし、寝床は最悪でした。。。布団1組になんと3人!!ぜったいに寝れません。それどころか、横になるのすらも困難です。
いくら夏の繁忙期でも、ちょっとこれはやり過ぎな気がします。
午前2時に起きて山頂を目指すので少しでも多く寝たかったのですが、残念ながら1秒も寝れませんでした。。。しかも軽い高山病の症状も表れ・・・
行程(2日目)
本八合目(02:30)・・・九合目(03:25)・・・須走口・吉田口頂上(04:24)・・・八合目(下山道分岐)(06:19)・・・七合目(08:08)・・・六合目(09:02)・・・富士スバルライン五合目(10:07)
GPSトラッキング(2日目)
最高点の標高: 3731 m
最低点の標高: 2927 m
総所要時間: 05:12:21
山のぼり開始(2日目)
午前2時に起床。正確には午前2時までずーっと起きてました。
早々に出発準備を済ませて小屋の外に出てみると、山頂を目指して大勢の方々が登ってきていました。
小屋を出発してから2時間ほどで山頂に到着!! 山頂までの登山道は人・人・人で大渋滞でした。
大勢の人を掻き分け、御来光ポジションをやっと見つけました。
この日は風も強く山頂は極寒でした。
フリースを着て、ダウンを着て、レインウェアを着て、ニット帽をかぶって。
だいぶ明るくなってきました。 大勢の人が寒さに耐えながらその時を待ちます。
ちょうど太陽を隠すかのごとく雲が垂れ込めていて、きれいな御来光は拝めませんでした。
う~っ、残念・・・
山小屋で作ってもらった朝食用のお弁当を食べてから下山しました。
変化の無いザレ道が延々と続くので、正直苦行です。 正面に見えるのは八ヶ岳です。
初めての富士山。
山頂までの道のりは長く、かつ、山小屋が厳しい環境でしたが、日本一の頂に立てたので満足です。 楽しい山行でした。
次にまた登る時は、吉田口ではない別の登山道で登ってみようかな。
また違った富士山が見れるかもしれないので。