縞枯山・北横岳 ~山欠(サンケツ)のカラダを癒す~

今年の梅雨は、梅雨らしくしっかりとした雨が降りました。

梅雨の中休みも無く、6月の梅雨入りから7月末の梅雨明けまで、ずーっと雨が続いていましたね。ホントにずーっと雨でした。。。

グズグズな天気が続いていたので、せっかくの週末でも山行に行けず。
夏山の季節なのに・・・

山あるきから長く離れていると、カラダはすっかり「山欠(サンケツ)」状態に。

そんな中、待ちに待った梅雨明け!!
さぁ、夏山ダーーーーッ!!

ということで、行ってきましたよ!!
5月の編笠山以来の山行に!!

5月も下旬を迎え、春まっ盛りな時期となりました。 この時期は、暑くもなく、寒くもなく、ジメジメな空気でもなく、とても過ごしやすくて気持ちが良いですね。 雪解けが進み、お花も咲き始め、標高の高い山でも徐々に春を迎えています。 移動性高気圧に包まれ、山行にはベストな気象コンディション...

北八ヶ岳の苔生すトレイルで癒されながら、縞枯山と北横岳に登ってきました。

やっぱり山あるきはサイコ―ですね!!

縞枯山ってどんなお山?

お山の基本情報

縞枯山(しまがれやま)は、長野県は八ヶ岳連峰の北側(北八ヶ岳)にある標高2,403mのお山です。

代表的なコースは麦草峠登山口から茶臼山を経て縞枯山の山頂へ至るルートでしょうか。この他にもロープウェーを使ったコースもあるので、何度も楽しめそうです。

また、「縞枯れ現象」と呼ばれるシラビソが帯状に枯れる現象が見られる山です。縞枯山以外では、横岳や蓼科山でも同様の現象が見られます。

北横岳ってどんなお山?

お山の基本情報

北横岳(きたよこだけ)は、長野県は八ヶ岳連峰の北側(北八ヶ岳)にある標高2,480mのお山です。

南八ヶ岳にも同じ山名の「横岳」があるので、わかりやすく区別するために北八ヶ岳の横岳は「北横岳」と便宜的に呼ばれることが多いです。

標高約2,200m付近には「坪庭」と呼ばれる溶岩地帯があり、坪庭までは「北八ヶ岳ロープウェー」で麓から簡単に上がってこれます。

登山口へのアクセス

アクセス方法は? 駐車場やトイレはあるの?

麦草峠登山口へはマイカーが便利です。
登山口付近には無料の「麦草峠公共駐車場」があります。24時間入出庫ができます。駐車場内にはトイレもあります。

麦草峠の駐車場が混んでいる場合、メルヘン街道を佐久方面に車で3分ほど進んでいくと有料の「白駒池駐車場」があります。この駐車場にも24時間利用可能なトイレがあります。

麦草峠にある無料の駐車場。
30台ぐらい駐車が可能なほどの広さです。24時間出入りが可能で利用料は無料です。

麦草峠の駐車場にあるトイレ。
男女別のきれなトイレです。24時間使用可能です。

登山ルート上に山小屋はあるの?

今回歩いた「麦草峠登山口~茶臼山~縞枯山~北横岳」のルート上には、縞枯小屋と北横岳ヒュッテの2つの小屋があります。

小屋では、軽食や飲料などを買うことができます。また、チップ制のトイレもあるので安心ですね。
※トイレットペーパーは念のため持参してください

縞枯山と北横岳に行ってきました!!

山のぼりした日

2019年 8月10日(日)

コースタイム

麦草峠(06:00)・・・大石峠(06:15)・・・2376m地点(07:05)・・・茶臼山(07:08)・・・2376m地点(07:20)・・・2311m地点(07:30)・・・縞枯山(08:00)・・・雨池峠(08:40)・・・縞枯山荘(08:50)・・・ 北横岳ヒュッテ(10:02)・・・北横岳(10:22)・・・北横岳ヒュッテ(10:32)・・・山頂駅(11:32)・・・五辻(12:02)・・・出逢いの辻(12:12)・・・オトギリ平(12:32)・・・麦草峠(12:57)

GPSトラッキング

山のぼり開始

麦草峠登山口から茶臼山へ

今回の山行の入山口は「麦草峠登山口」です。
ここから茶臼山を経て、縞枯山と北横岳を目指します。

登山口の脇には大きな池がありました。
北ヤツらしく潤っています。苔も多いです。日差しがキラキラ輝いていました。
天候にも恵まれ良い山行になる予感。

池塘の脇に建つ指導標。
「大石峠」経由で茶臼山を目指して歩いていきます。

まずは樹林帯の中を進んでいきます。出だしなので勾配はきつくありません。
息を乱さないようゆっくり歩きましょう。

大石峠に到着しました。ここから茶臼山を目指します。

大石峠から茶臼山までの道は、やや勾配がきつくなります。
岩がゴロゴロの道で苔生しているので滑りやすいです。

急な道を登り詰めると、目の前が開けそうな場所が。
その先には・・・

「中小場」と呼ばれる場所に着きました。
この場所からの眺めは、今日最初のご褒美になりますよ。

どどーん!っと、目の前に南アルプスの山々が。
甲斐駒と仙丈ケ岳ですね。

これから目指す茶臼山も大きく望めます。

こちらは中央アルプス。
低層雲が山々を浮かび上がらせています。

シラビソの木が立ち枯れて「縞枯れ現象」となっていました。
限られた条件下によって起きる現象のようです。不思議な現象です。

中小場からは一旦コルまで下って、茶臼山へ登り返すルートとなります。
露出した岩には苔が生えているので慎重に。

コルまで下ったら、今度は登り返します。
まっすぐな急な登りで、なかなかキツイ登りでした。。。
「山欠状態」だったので、カラダがついていきません。。。

お天気は申し分なし!!
盛夏の森の中にも強い日が射し込み、明るい登山道でしたよ。

ここでも縞枯れ現象が起きています。
北ヤツエリアでは、今回登る縞枯山はもちろん、蓼科山でも見られる現象です。

そんなこんなで、本日の1座目となる「茶臼山」に到着しました。
展望はまったくナシの残念山頂です。
しかし、ここから3分ほど歩くと展望台があるので、ぜったいに展望台に向かってください。
行かないとぜったい後悔しますよ!!

茶臼山展望台からの見事な眺望

茶臼山の山頂から展望台へ向かいます。
水平移動すること約3分、森を抜けた先には・・・

おおおおっ! 眼前に広がる大展望。
ここはまさに展望台!! 素晴らしい景色が広がっていました。
左側のピークは南ヤツの主役たちです。

湧き立つ夏雲の合間から、チラッと槍ヶ岳が望めました。

こちらは御嶽山です。
8月ですが遠望が効いて、きれいな山容が望めました。

中央アルプスの主脈です。
見事なスカイラインですね。いつか歩いてみたい稜線です。

こちらは南アルプスの主脈。
夏雲がモクモクですが、なんとか望めました。
3000m級の山々が連なる稜線には憧れます。

正面の端正な山容は、八ヶ岳の北端に位置する蓼科山です。
諏訪富士とも呼ばれています。
その右側に北横岳も。

展望台には三角点がありました。四等でした。

南ヤツの主役たち。
正面に赤岳、中岳を挟んで右に阿弥陀岳。
赤岳の左には硫黄岳、天狗岳でしょうか。

縞枯山荘で小休止

茶臼山展望台からの景色を堪能したので、歩みを進めていきましょう。
次の目的地・縞枯山に向かいます。

シラビソの森の中をコルに向かって下っていきます。
歩きやすく整備されていますが、滑りやすいので注意して進みます。

縞枯れ現象の中をどんどん進みますよ!
縞枯れが青い空に映えます。

コルまで下ってきました。
ここから縞枯山に向かって登り返します。
今回のルートはたくさんの人が歩くのでしょう。
指導標がたくさん建っていて、安心して歩けました。

縞枯山展望台との分岐に到着しました。
ここもぜひ立ち寄っていきたい場所です。分岐から2分ほどです。

展望台に着きました!!
先ほどの茶臼山展望台とはガラッと雰囲気が変わります。
この場所は岩がゴロゴロな展望台です。

眼前には茶臼山が。
左奥は南ヤツのみなさん。右奥は仙丈ヶ岳でしょうか。

展望台と縞枯山山頂との中間点に建つ指導標。
ほんとに多くの指導標が立てられています。とてもありがたいことです。

縞枯れの中を進んでいくと・・・

着きました!! 縞枯山の山頂です。
さっきの茶臼山の山頂と同じで、展望が無い残念山頂でした。。。

縞枯山を後にして縞枯山荘に行きましょう。
下りきった先にある雨池峠へ向かって、明るい樹林帯の中を進みます。

雨池峠に着きました。
ここはたくさんのルートが交差する「北ヤツのルートの要衝」でしょうか。
縞枯山荘はロープウェイ方面へと進んでいきます。

左手には縞枯山が望めました。
空が高く感じます。秋の足音が聞こえてくるかな。

雨池峠から縞枯山荘へ至る道は、木道となっており歩きやすいです。
ロープウェイからの観光の方々も、苦なく歩けるように整備されているのでしょうか。

ほどなくして、特徴のある青い屋根を持つ「縞枯山荘」に到着です。
小屋の入口脇にはテラスがあり、のんびりくつろげます。

メニューも豊富です。
小屋メニューを注文せずに持参した食べ物をテラスでいただく場合は、休憩料400円が必要です。ご注意を。

この小屋にはバイオトイレがありますが、使用料は300円と割高。。。
バイオトイレの維持メンテにそれなりの苦労がかかりますからね。仕方なしです。
ここから10分ほど歩いた先にある、ロープウェイ山頂駅には無料トイレがあるので、そちらで済ませるのもアリですよ。

山小屋の楽しみといえば、オリジナルグッズではないでしょうか。
私も小屋に行く度にグッズを買ってしまいます。
なかなか行けない場所ですからね。

ロープウェイ山頂駅から10分ほどの位置に建つ小屋ですが、とても静かな場所です。時折吹き抜ける風がさわやかで、お昼寝をするにはサイコ―な陽気でした。

本日最後のピーク、北横岳へ

さて、今日最後のピークとなる北横岳へ向かいましょう。
まずは、縞枯山荘からロープウェー方面へと歩いていきます。

山荘から5分ほど歩くと、坪庭への分岐に出合います。
北横岳への登山口は坪庭の中にあるので、迷うことなく坪庭へと進みます。

坪庭は周囲1kmほどの整備されたコースです。
ゴツゴツの溶岩とハイマツが対象的できれいです。

北横岳へと続く登山口への分岐に出合いました。
ここから北横岳へと向かいたいのですが、せっかくなので、ロープウェー山頂駅をチラッと見に行きましょう。

北八ヶ岳ロープウェー山頂駅に着きました。
ここまでロープウェーでサクサクッと上がってこれます。

夏雲がモクモクと湧いてきたので先を急ぎます。
ロープウェー山頂駅から北横岳の登山口まで戻ってきました。
ここから北横岳山頂までは60分ほどです。

北横岳へと続く登山道もきれいに整備されているので問題なく歩けます。
ロープウェーを使ってお手軽登山ができるので、歩いている人は多いです。

すこし登ったところから坪庭を見下ろします。
写真では見辛いですが多くの人が坪庭を歩いているのが見えました。
正面にお山は縞枯山です。

やや急な道が続きますが、長くはないのでゆっくり歩けば問題ないです。
また、指導標も多いので迷わず進めると思います。

北横岳ヒュッテに到着しました。
坪庭の登山口から30分ほどでしょうか。
小屋周辺にはベンチがあるので、多くの人が一息入れていました。
チップ制のトイレもあります。

小屋から山頂を目指します。
ここから山頂までは20分ほどで歩けますよ。

山頂直下に建てられている指導標。
ここからの景色は素晴らしいです。
振り返ると、南ヤツの山々が見渡せますよ。

北横岳の南峰に着きました!!
そうです。北横岳は双耳峰なので北峰もあります。
少し南峰で休憩したら北峰を目指します。

南峰から北峰へは水平移動で5分ほどでしょうか。
1本道なので問題ナシです。

北峰に着きました!!
北峰の山頂に立つ柱標の方が、南峰よりも山頂感がありますね。

北峰からは蓼科山が大きく望めます。
しかし、景色という点では南峰の方が優れてますね。

さて、南峰へ戻り、ロープウェー方面へと下りましょう。

南峰からの景色を目に焼き付け、下山します。

巻き道を通って、麦草峠へ

ロープウェー山頂駅まで戻ってきました。
ここから麦草峠へと下っていきます。

帰りは縞枯山と茶臼山には登らず、巻き道を進みます。
久々の山歩きだったので、楽チンルートを選択しました。

ロープウェー山頂駅から麦草峠へと続く道にも、
多くの指導標が建てられているので迷わず歩けると思います。
また、歩いている人も少ないので静かな山歩きができます。

ガシガシ歩いて国道まで戻ってきました。
ここは標高2,100mもあるんです。車でこの高さまで登ってこられるんです。
すごいですよね。

麦草峠の駐車場に戻ってきました。
この時間でも多くの車が停まっていました。
天候に恵まれたので多くの人が山歩きを楽しんでいるんでしょうね。

縞枯山と北横岳に登ってみて

麦草峠の登山口は、北ヤツらしい苔むした道を歩いて、茶臼山、縞枯山、北横岳と、3座を登る事ができるコースが描けるのでオススメです。

各所にある展望台からの景色も文句なし!!
標高差も400mほどで登れるので、お手軽登山が楽しめます。

今回のルート上には小屋が2つあるので、水やトイレの心配がないのも良いですね。八ヶ岳は小屋がたくさんあるので小屋めぐりも楽しめます。

次に麦草峠へ来たときは、天狗岳へと続く道を歩いてみようかな。