唐松岳・五竜岳縦走 ~雷鳥に出会えた最高の夏休み~

今年も行ってきました!!

北アルプスへ!!

今回の山行は唐松岳から五竜岳へ、1泊2日の縦走登山です。

日程

2015年9月11日(金)~2015年9月12日(土)

行程(1日目)

八方池山荘(08:00)・・・第三ケルン(09:06)・・・丸山(10:56)・・・唐松岳頂上山荘(11:51)・・・唐松岳(12:33)・・・唐松岳頂上山荘泊(13:09)

GPSトラッキング(1日目)

Total distance: 6.27 km
Max elevation: 2655 m
Min elevation: 1858 m
Total Time: 03:45:09

山のぼり開始(1日目)

今回は八方尾根からの入山となるので、早朝4時に自宅を出発し、一路、長野県白馬村へ。

8時過ぎに八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場横の駐車場に到着です。軽くお腹を満たしつつ、登山準備に入ります。

八方尾根スキー場は、長野オリンピックのアルペン競技が行われたスキー場のため、いたる所に長野オリンピッ クのエンブレムを目にすることができます。

八方尾根からの入山は、ゴンドラとリフトを2本乗り継いで一気に標高を稼げるので楽チンです。 下山は八方尾根ではないので、チケット売り場で片道切符を購入しました。

八方尾根からの入山は、ゴンドラとリフトを2本乗り継いで一気に標高を稼げるので楽チンです。 下山は八方尾根ではないので、チケット売り場で片道切符を購入しました。

まずはゴンドラに乗車。なかなかのスピードで登っていきます。

ゴンドラを降りて次に乗るリフトまでは徒歩2分ほどです。 だんだんとガスが濃くなってきました。

リフトに乗車。肌寒いです。

2本目のリフトに乗ります。少しガスが切れ青空が見えてきました。

リフトを降りた正面にお土産が売っていました。
ここで荷物を増やすわけにはいかないのでスルー。

八方山ケルン。 八方池までの登山道(このあたりはきちんと整備されたハイキングコース)には、このケルンを含めて3つのケルンが建っています。

八方山ケルン付近から八方山荘方面を振り返ってみると、今にもガスに飲み込まれる八方山荘が見えました。

第二ケルン。 八方池観光に向かう方々が多く歩いていました。

八方ケルン。 ケルンに取り付けられている道標が、まるで顔のように見えました。

八方ケルンから歩みを進めると、奥に八方池が見えてきました。 白馬三山や不帰ノ嶮方向には濃いガスがかかり続けていたので、見る事ができません。

第三ケルン。 八方池から少々登った位置に建っています。 八方池観光目的の多くの方々は八方池の周囲に設けられたコースを歩くので、このケルン周辺は静かです。

第三ケルンから八方池を見下ろしてみました。 白馬三山方向には相変わらず雲がもくもくと湧いていますね。

八方池より先は登山者の道となります。 まずは丸山に建つ丸山ケルンを目指して歩きます。

少々歩いてから後ろを振り返ると、湧きたつ雲の間に八方池が見えました。
なかなか良い雰囲気。

さらに歩みを進めてから振り返ります。 雲の切れ間から白馬村が見えました。

丸山ケルンに到着。 八方池から丸山ケルンまでは標準コースタイムで100分ですが、この日は扇雪渓の手前で雨が降ってきたので、雨装備に変更等々でややタイムロスがあり120分かかりました。 ガスの流れは速く、時折、青空も覗かせます。

雨、風が強くなってきて、さらに濃いガスに覆われ視界も悪い中、足元に気をつけながら歩みを進めていたら、突然目の前に雷鳥が!! 一気にテンションが上がりました! 悪天候の中、歩いてきた苦労が報われた瞬間です。

まるで道案内をするかの如く、雷鳥さんが先頭を引っ張ってくれました。

良いペースで歩いていたので一休みですね。

またまた一休み。 この後、ハイマツが茂る斜面を登っていってしまったので、ここで雷鳥とはお別れしました。

無事に唐松岳頂上山荘に到着し、雨で濡れた装備を乾燥室で乾かしながら談話室でビールをいただきました。

この時間が至福です。

外は生憎の雨。この日に唐松岳にアタックしたかったのですが日中の天候回復は叶いませんでした。

トイレに行った際、山荘の窓から何気なく外を見てみるとオレンジ色に染まっているではありませんか!! 天気が回復したのです。
気が付いた時には既に日没後だったので、日が沈むシーンは見れませんでしたが、きれいなグラデーションが見れました。手前のシルエットが唐松岳です。

剱岳と立山

夕景を満喫し1日目は終了です。 明日は五竜岳へ向かいます。

行程(2日目)

唐松岳頂上山荘(05:00)・・・最低鞍部(06:06)・・・五竜山荘(07:45)・・・五竜岳(09:01)・・・五竜山荘(09:55)・・・大遠見山(11:55)・・・小遠見山(13:11)・・・地蔵ノ頭(14:27)・・・アルプス平駅(14:38)

GPSトラッキング(2日目)

Total distance: 14.42 km
Max elevation: 2827 m
Min elevation: 1504 m
Total Time: 09:31:13

山のぼり開始(2日目)

2日目。
朝焼けがきれいです。今日は良い天気に恵まれそうな予感。

唐松岳頂上山荘から富士山も見れました。 富士山の左側の山塊は八ヶ岳。右側は南アルプス。

中央の岩峰は剱岳。ゴツゴツです。
剱岳から左側へ目を移すと、別山~真砂岳~立山三山もきれいに望めました。

唐松岳。
今回の山行では頂上を踏むことができませんでしたが、いつの日か登ってみたい山です。

多くの人が御来光を見るために集まってきました。
みなさんの格好を見ると9月の北アルプスはもう冬ですね。

今日の目的地・五竜岳へ向けて出発です。 唐松岳頂上山荘から最低のコルまでは60分ほどですが、「牛首」と呼ばれるクサリが連続する岩稜帯を通過しなければなりません。

牛首を通過中、御来光が! 足場の悪い箇所が連続するルートなので、写真を撮りたくても両手を放せる箇所がなかなかありません。
その中でも、やや足場の広い箇所を見つけて左手は岩をがっちり掴みながら右手でシャッターを切りました。

剱岳や立山も朝焼けに燃えていました。

朝焼けに燃える五竜岳。これから歩くルートも見渡せます。気の抜けないルートです。

唐松岳にも朝日が届いています。

雲海の上に太陽が昇りました。気を引き締めて歩みを進めます。

牛首通過後に振り返って。 写真の左側を巻くように進んできました。

最低のコルに向けて高度を下げていきます。
このルートは正面に五竜岳、右に目を移すと剱岳や立山を眺めながら歩くことができる、気持ちの良いルートですね。

最低のコルに向かう途中、大きな岩稜をよじ登る箇所があります。
クサリが無いので三点支持でゆっくり登っていきます。

最低のコルまでもう少し。五竜岳までの縦走路が一望できます。

途中、ケルンが建っていました。

最低のコル付近から、唐松岳を振り返ります。 左が唐松岳、右は牛首。

この辺りから五竜山荘へ向けて登り返します。 左の大きな山が五竜岳。右奥に剱岳。

登り返しの縦走路。勾配はさほどきつくありません。

白馬村。 低い位置に雲が見えますが、下界も天気が良さそうです。

五竜山荘までの登り返しもあと少し。 後ろを振り返ると、歩いてきた縦走路が見渡せます。 左から唐松岳、牛首。右下に向かって伸びる尾根が八方尾根です。

遠見尾根との分岐点。 ここから五竜山荘までは下りとなります。

五竜山荘が見えました。 五竜岳山頂までのルートも見渡せます。

五竜岳山頂へ向けて出発!コースタイムは五竜山荘から山頂まで60分です。
中央左にピークが唐松岳、その右に牛首。手前のなだらかな山容は白岳。赤い建物は五竜山荘。

だいぶ上がってきました。 唐松岳の奥に白馬岳、杓子岳、白馬槍ヶ岳が遠望できます。

どどーんと目の前に、その山容が特徴的な双耳峰・鹿島槍ヶ岳が見えてきました。 とても大きな山です。
手前から奥に続く五竜岳から鹿島槍ヶ岳への縦走路・八峰キレットは上級者ルートです。

五竜岳山頂(2814m)に着きました。山頂からは360°の展望が! 唐松岳、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬槍ヶ岳)方面。

八方尾根、白馬村、白岳、遠見尾根、五竜山荘。

八峰キレット、鹿島槍ヶ岳。 奥に槍・穂、裏銀座の山々も見えます。

大町の街並みも一望できます。

ドドーンと鹿島槍ヶ岳。

裏銀座の山々と立山。

立山、真砂岳、別山、剱岳。

五竜岳からの下山中、ヘリの音が聞こえたのでその音を追ってみたところ、五竜山荘への荷上げが行われていました。

鹿島槍ヶ岳(八峰キレット)方面との分岐。難路ですね。

五竜岳直下付近もガレ場が続きます。落石、転倒に注意。

垂れ込めていた雲が切れてきました。 青い空に白い雲、山歩きにはとても良いコンディションです。

五竜山荘に戻ってきました。 徐々に登山者さん達が増えてきました。

ヘリでの荷上げが続いています。 荷物を切り離した後、小屋前に集まっていた登山者さん達に向かって旋回しながら手を振ってくれました。 かっこいい!!

五竜山荘前から五竜岳を見上げます。 すっかり青空となり爽快なる五竜岳。

そろそろ遠見尾根を下山する時間なので、登る事ができなかった唐松岳をパシャ。

「ここから 細尾根 荒れ道 足元注意」 「ザレ場 クサリ場、よそ見 踏み外し 足元確認!!」 気を引き締めていきましょう。

さようなら五竜岳。 クサリ場あり、岩登りあり、基本的な登山スキルが身に着くとても良い山です。

遠見尾根の上部は、露岩が多くクサリ場が数か所あります。 慎重に下っていきます。

遠見尾根の全景。 右下のコルへ下り、大遠見山、中遠見山、小遠見山を経て、左側の白馬五竜スキー場へ下ります。

大遠見山を越えたあたりで、突然目の前が開け池がありました。 この場所は広く開けており、かつ、平坦なので、たくさんの登山者さんが休憩していました。

中遠見山(2037m)に到着です。 五竜山荘から150分、標高差は500m。

五竜岳方向を見てみると、だいぶ下ってきたと実感できます。 中央のピークが白岳、左のゴツゴツした山が五竜岳。右の雲がかかっている山が唐松岳。 五竜岳と白岳のコルに五竜山荘が極小ですが見えます。

小遠見山を過ぎると60分ほどで五竜スキー場上部の地蔵の頭です。

五竜スキー場から小遠見山まではハイキングコースとなっているので、木の階段が延々と続きます。 膝への負担が大きいですね。 ストックを使って両ひざにかかる体重を分散させると疲れにくいと思います。

地蔵の頭。ケルンがあります。 ここからの眺望もよかったです。

五竜スキー場に到着です。 遠見尾根の下山は道のりが長いですね。疲れました。 ここからゴンドラで一気に下るんですが、ゴンドラ最終時間がありますので遠見尾根を下山する場合は注意してください。

今回の山行では予定としていた唐松岳に登る事はできませんでしたが、雷鳥にも出会えたので満足です。

概ね、天候にも恵まれましたし。

機会があったら、また登ってみたい山です。

五竜スキー場から車を駐車している八方尾根スキー場までは、タクシーで15分ほどで約2600円です。

その後、八方尾根近くの温泉に立ち寄り、汗を流しました。